マンU守護神オナナ、アフリカネーションズ杯の出場辞退を検討か…“控え降格”を危惧?

 マンチェスター・ユナイテッド所属のカメルーン代表GKアンドレ・オナナが、アフリカネーションズカップへの参加を辞退する可能性があるようだ。11月30日、『ガーディアン』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 現在27歳のオナナはバルセロナの下部組織出身で、アヤックスやインテルを経て今夏にマンチェスター・ユナイテッドへ加入した。かつてアヤックスで共闘したエリック・テン・ハフ監督の下ですぐさま正GKに定着すると、ここまで公式戦通算20試合に出場し、プレミアリーグでは最多タイとなる5度のクリーンシートを達成。しかし、しばしば自身のミスや不安定なセービングで失点に関与しており、パフォーマンスへの批判が集まっている。

 そんな同選手は2016年9月にデビューを飾ったカメルーン代表で、ここまで国際Aマッチ通算35試合に出場している。昨年のFIFAワールドカップカタール2022敗退後には自身の公式SNSで代表引退を表明したものの、今年9月に復帰。来年1月から2月にかけて開催されるアフリカネーションズカップ2023でも、“不屈のライオン”のゴールマウスを守ることが予想されている。

 しかし、今回の報道によると、オナナはアフリカネーションズカップへの参加を辞退し、大会期間中もクラブに留まることを検討しているという。テン・ハフ監督は不安定なパフォーマンスに終始しているオナナをこれまで一貫して擁護しているものの、同じく今夏に加入したここまで出番のないトルコ代表GKアルタイ・バユンドゥルの起用も示唆しているとのこと。オナナも自身を取り巻く現状を危惧しているため、正GKの座を死守するべくクラブでのプレーを優先する可能性があるようだ。

 足元の技術を買われ、推定4700万ポンド(約88億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ加入したオナナ。新天地で難しいスタートを切ることとなったカメルーン代表守護神だが、今後のパフォーマンスで世間の評価を覆すことはできるだろうか。

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