三菱やります!! 「極超音速ミサイル」開発本格化か? 宇宙ロケット技術も使ってオリジナル誘導弾を実現へ

アメリカもまだ未配備。

12対艦誘導弾技術を核に開発

 三菱重工は2023年11月22日に行われた「防衛事業説明会」で、スタンドオフ防衛事業として、自社の12式地対艦誘導弾の技術を核に、宇宙ロケットなどで培った技術を融合させて国産の極超音速ミサイルを作り出す方針を明らかにしました。

 極超音速ミサイルとは、音速の5倍(マッハ5)以上の速度で推進するミサイルのこと。これだけ速いスピードのため、探知・迎撃するのが難しいとされています。 2023年現在、アメリカなどの西側諸国や中国、イランなどでも開発が進められています。また、ロシアはKh-47M2「キンジャール」を極超音速ミサイルにあたると主張しており、同ミサイルは2022年2月から開始されたウクライナ侵攻においても使われています。 三菱重工は同種のミサイル技術を、現在配備が進められている12式地対艦誘導弾と、同社が宇宙ロケット開発などで培った極超音速耐熱構造技術を融合させ、実用化を目指すとしています。 なお、ほかにも同社では、島嶼防衛用高速滑空弾についても、同じく宇宙ロケットなどで培ったノウハウなどを応用して開発を目指すという方針を打ち出しています。

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