「インフラ防衛に期待」ウクライナの防空システム 米国製ミサイルを撃てるようにアップグレード

「シースパロー」を発射可能に?

既にアメリカではテスト済み

 ウクライナ空軍が保有する防空システム「ブクミサイルシステム(Buk-M1 SAM)」がアップグレードされ、アメリカ製の対空ミサイルが使用可能になったことを、同国のラジオメディアである「ラジオ NV」が2023年11月11日に報じました。

 同件はラジオ NVのインタビューでウクライナ空軍のユーリー・イフナット報道官が話したことで明らかになったことです。イフナット報道官は「ブク ミサイルシステムが、アメリカの試験場でテストされ良好の結果が得られたと聞いている」と発言したようです。 搭載可能になるミサイルは、明言されていないものの、RIM-7「シースパロー」になるとみられています。同ミサイルはアメリカのレイセオン製で、艦艇発射用としてアメリカ海軍を始めNATOや海上自衛隊など、西側の幅広い国で使用されています。また、地上発射型としては台湾で実績があります。 これらのミサイルシステムは、ウクライナが保有しているS-300やアメリカやドイツから供与を受けた「パトリオット」などのミサイルシステムよりは射程距離は劣るものの、攻撃ヘリや巡航ミサイルなどから攻撃される恐れのある、拠点やインフラの防衛には効果を発揮します。

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