前田大然が一発レッドのセルティック、アトレティコに6発惨敗…古橋亨梧も見せ場作れず

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第4節が7日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とセルティック(スコットランド)が対戦した。

 ここまで1勝2分無敗の勝ち点「5」でグループ2位につけるアトレティコ・マドリードと、未勝利で最下位に沈むセルティックの一戦。首位浮上を目指すアトレティコ・マドリードはアルバロ・モラタやアンヘル・コレア、アントワーヌ・グリーズマンらが先発出場。対するセルティックは古橋亨梧と前田大然がスタメンに名を連ね、岩田智輝がベンチから出場機会をうかがうこととなった。

 試合の均衡が破れたのは6分、アトレティコ・マドリードは敵陣左サイドでのスローインを足がかりにロドリゴ・リケルメがゴール前へクロスを送り、DFのクリアボールはボックス手前へこぼれる。これを拾ったグリーズマンが左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール右下隅に突き刺さりホームチームが先制に成功した。

 1点ビハインドのセルティックはCKからチャンスを作るも、アトレティコ・マドリードのGKヤン・オブラクが鋭い反応を見せ得点を与えず。一方のホームチームはその後もサイド攻撃を起点に幾度となくチャンスを作るも、相手GKジョー・ハートの好セーブもありなかなか追加点を奪えない。21分にはセルティックにアクシデント発生。ボールを奪いに行った前田の足裏がマリオ・エルモソの足首に入り、VARの結果レッドカードが提示された。

 数的優位となったアトレティコ・マドリードは45+2分、グリーズマンが敵陣右サイドの浅い位置から精度の高いクロスを供給すると、ホセ・マリア・ヒメネスが頭で折り返したボールを最後はモラタが蹴り込みリードを広げた。前半はこのまま2-0で終了する。

 後半は数的優位となったアトレティコ・マドリードが怒涛のゴールラッシュを演じる。60分、敵陣中央でのボール奪取から素早く右サイドに展開し、マルコス・ジョレンテが鋭いクロスを供給。ルーズボールを最後はグリーズマンが豪快なダイレクトボレーで押し込みリードを3点に広げる。66分にはボックス左外でこぼれ球を拾ったサムエウ・リーノがカットインから右足を一閃。強烈なシュートが右のサイドネットを揺らした。

 76分、パス交換でセルティックを押し込むと、コケからの浮き玉パスをリーノが胸で落とし、最後はモラタがボックス手前から強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺す。なおも攻撃の手を緩めないアトレティコ・マドリードは84分にも追加点。右サイドの深い位置に抜け出したM・ジョレンテが中央へ折り返し、リーノが合わせたボールを最後はサウール・ニゲスが押し込んだ。

 試合はこのまま6-0で終了。快勝したアトレティコ・マドリードが勝ち点を「8」に伸ばし、グループ首位に浮上した。一方のセルティックは未勝利で最下位に沈んでいる。次節は28日に行われ、セルティックはアウェイでラツィオ(イタリア)と、アトレティコ・マドリードはアウェイでフェイエノールト(オランダ)と対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 6-0 セルティック

【得点者】
1-0 6分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
2-0 45+2分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
3-0 60分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
4-0 66分 サムエウ・リーノ(アトレティコ・マドリード)
5-0 76分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
6-0 84分 サウール・ニゲス(アトレティコ・マドリード)

externallink関連リンク

●ジルーのヘッドが決勝点! ミランがPSG撃破で待望の今季CL初勝利…“死の組”は混戦に●“王者”マンC、4連勝で11季連続のCL決勝トーナメント進出! 10人のヤングボーイズに3発完勝●バルセロナ、シャフタールに完封負けで今季CL初黒星…決勝T進出は次節以降へ持ち越し●ドルトムント、フュルクルク&ブラント弾でニューカッスルに連勝! “死の組”突破へ前進●横浜FMが敵地で苦しみながらも、村上のプロ初ゴール、ヤン・マテウスの決勝弾で勝利!
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)