インテル、チャルハノールのPK&ラウタロ弾で上位対決制す!…粘るアタランタ下し3連勝

 セリエA第11節が4日に行われ、アタランタとインテルが対戦した。

 開幕からここまで10試合を消化し、8勝1分1敗で首位を走っているインテル。前節はローマとの接戦を制し、チャンピオンズリーグ(CL)含めた公式戦3連勝を飾った。今節の対戦相手は4位のアタランタ。前節はエンポリに3-0の快勝を収め、リーグ戦連勝を飾った。アタランタの本拠地で行われる注目の上位対決。果たして勝ち点「3」を手にするのはどちらのチームになるだろうか。

 試合は序盤から拮抗した展開に。インテルはラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムの2トップを起点にチャンスの創出を試みるも、なかなか良い形でボックス内へ侵入することができない。対するアタランタもサイドからのクロスを軸に相手ゴール前に迫っていく。21分にはダヴィデ・ザッパコスタが右から上げたボールがファーサイドに流れ、最後はマッテオ・ルッジェーリがボレーシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

 インテルは30分過ぎにアクシデント発生。クロス処理の際に相手選手と接触したベンジャマン・パヴァールが左ひざを負傷。マッテオ・ダルミアンとの交代を余儀なくされた。38分にはそのダルミアンが決定機を演出。ハカン・チャルハノールのスルーパスに抜け出しボックス右へ侵入すると、飛び出してきたGKに倒されPKを獲得。これをチャルハノールが沈めてインテルが先制に成功した。前半はこのまま0-1で折り返す。

 後半はインテルが積極的に追加点を奪いにいく。50分には敵陣中央でボールをカットしたフェデリコ・ディマルコがボックス手前から左足を振り抜くも、強烈なシュートは枠を捉えきれず。57分にはボックス手前でこぼれ球を拾ったヘンリク・ムヒタリアンがボックス左角付近のL・マルティネスへ展開。L・マルティネスがカットインから右足を振り抜くと、狙い澄ましたシュートがゴール右隅に突き刺さり、インテルが追加点を奪った。

 しかし、アタランタもすぐさま反撃。61分、敵陣ボックス右角付近でボールを奪ったアデモラ・ルックマンの折り返しを、中央でジャンルカ・スカマッカが合わせてネットを揺らした。点差を縮めたホームチームはその後もチャンスを作っていく。74分にはルックマンが強烈なミドルシュートを放つも、GKヤン・ゾマーが好セーブ。81分にはクロスのこぼれ球をスカマッカが狙ったが、再びGKゾマーが鋭い反応を見せる。

 その後は両チームともにチャンスを作ったが、互いにネットを揺らすことはできず。追いつきたいアタランタだったが、終盤にラファエウ・トロイが退場となり数的不利に。試合はこのまま1-2で終了し、インテルがリーグ戦3連勝でしっかりと首位の座をキープした。次節は12日に行われ、アタランタはアウェイでウディネーゼと、インテルはホームでフロジノーネと対戦する。

【スコア】
アタランタ 1-2 インテル

【スコア】
0-1 40分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)
0-2 57分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
1-2 61分 ジャンルカ・スカマッカ(アタランタ)

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