トルコ&パキスタン「イスラム系タッグ」で新型ステルス機開発へ「カーン」来年末に初飛行予定

アゼルバイジャンは既に参加に合意。

“スリー・ブラザーズ”が技術面でも協力関係に

 トルコのジェラル・サミ・トゥフェクチ副国防相は、現地時間の2023年8月2日、同国が設計中の「カーン」ステルス戦闘機計画にパキスタンが参加する可能性があることを明かしました。

「カーン」トルコが独自開発中の第5世代ステルス戦闘機で、2023年3月には初のタキシングテストに成功しています。 同計画に関しては、これまでトルコ1国で開発を進めていましたが2023年7月31日、友好関係にあるアゼルバイジャンとの共同開発協力に関する協定がトルコ航空宇宙産業(TAI)とアゼルバイジャン国防の間で結ばれたことも報じられていました。 トゥフェクチ副国防相によると、国家間の正式な取り決めはまだですが、既に「カーン」の開発に関してはパキスタン人の技術者約200人が参加しているとのことです。共同開発に向けての協議時期に関しては8月中と考えているそうで「カーン国家戦闘機計画にパキスタンを正式に含めることについて協議する予定である」と話しています。  ここ数年、トルコとパキスタンは軍事的な協力を強めており、2021年9月にはアゼルバイジャンも加え、合同軍事演習「スリー・ブラザーズ」をアゼルバイジャンの首都バクーで行ったこともあります。今回の共同開発が実現すれば、両国間の航空機技術の移転などさらに踏み込んだ協力関係が構築されるとみられています。 なお、一部情報では「カーン」は2023年12月末に初飛行を行うと予想されています。

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