
ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)がチャンピオンシップ(イングランド2部)のブリストル・シティに所属するイングランド人MFアレックス・スコットの獲得に向けて、2度目の入札を行うようだ。15日、イギリスメディア『デイリーテレグラフ』が伝えている。
同メディアによると、ウルヴスを率いるフレン・ロペテギ監督は、この夏の移籍市場でのスコットの獲得を熱望しているようで、すでに今月初めに1800万ポンド(約33億円)のオファーを提出。一度目のオファーは断られたものの、移籍の実現に向けてブリストル・シティ側の評価額である2500万ポンド(約45億円)に近づく2000万ポンド(約37億円)程度の金額で2度目となるオファーを再提出する運びだという。
スコットは2003年生まれの19歳。サウサンプトンやボーンマスの下部組織でユース時代を過ごした後、16歳でイングランドのアマチュアリーグであるイスミアンフットボールリーグに所属するガーンジーというクラブと契約した。そこで公式戦15試合に出場した後、半年にも満たない在籍期間でチャンピオンシップのブリストル・シティの下部組織へと加入。2021-22シーズン開幕節のブラックプール戦でトップチームデビューを飾ると、昨シーズンはチャンピオンシップの最優秀若手選手にも選ばれるなど、目覚ましい活躍を披露していた。
スコットを巡ってはプレミアリーグの複数クラブからの関心が報じられており、今週水曜日にはボーンマスが1500万ポンド(約27億円)+アドオンのオファーを断られたばかり。イングランド世代別代表にも名を連ねる期待の若手を巡る争奪戦に注目が集まっている。