
2023-24シーズンからプレミアリーグに参戦するルートン・タウンが最初のホームゲームとなる第2節バーンリー戦の延期を申請し、これがプレミアリーグによって受理された。クラブの公式サイトが伝えている。
ルートン・タウンは昨シーズン、チャンピオンシップ(英2部)を3位で終えプレミアリーグ昇格を懸けた4チームのプレーオフに進出。準決勝のサンダーランド戦に2-0で勝利すると、決勝ではコヴェントリーをPK戦の末に退け、クラブ史上初となるプレミアリーグ昇格を決めた。
昇格決定直後から話題になったのが、ルートン・タウンのホームスタジアムである『ケニルワース・ロード』だ。このスタジアムの収容人数は最大で1万356人と、プレミアリーグが設けるスタジアムの基準の最低ラインを満たしておらず、また民家の間を通過する入場口の存在などもあり、その規模に注目が集まっていた。
そのためクラブはシーズン終了後にスタジアムの改修に着手。座席の増設やピッチの改善などに追われる中で、今回ホーム開幕戦までに十分な余裕を持って工事を完了させることができない状況と判断したようだ。。
クラブは公式サイトにて、「プロジェクトの進捗を受けて、クラブはホーム開幕戦に影響を与える遅れが生じるような問題が起こらないことを100パーセント保証できない」と延期の理由を説明。「そのためプレミアリーグとバーンリーを含むすべての関係組織は、両チームのサポーターにその週末の予定を練り直し、新しい日程に合わせた計画を立てるための十分な時間を与える今回の決断が賢明だと判断した」とし、日程の変更に理解を求めた。
クラブ史上初となるプレミアリーグ参戦に伴い多くの話題を提供しているルートン・タウン。この延期によりホーム開幕戦は暫定で9月1日のウェストハム戦となる。