
<マイヤーLPGAクラシック 事前情報◇13日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6638ヤード・パー72>
ニュージャージー州2連戦を終えて、今週の会場はミシガン州西部。前週の「ショップライトLPGAクラシック」で3戦ぶりに予選を突破し15位タイに食い込んだ勝みなみもコース入り。火曜日は18ホールをプレーし、コースをチェックした。
初めて出場する大会で、当然ながらコースもはじめて。その横には、心強い相棒がキャディバッグを担いでいる。ミック・シーボーン氏がその人。2006年に宮里藍が米ツアーに参戦してから長年にわたりキャディを務めたシーボーン氏。14年に一度コンビを解消したものの復縁し、宮里のキャリア最終戦となった17年9月の「エビアン選手権」までバッグを担ぎ続けた。
シーボーン氏によると「日本人選手のキャディはエビアン以来だから6年ぶりだね」と、関係者の紹介で実現したタッグ。現在は海外男子選手のキャディをしているが、その選手がケガの影響で一時休業中。そんなときに縁あって、勝の臨時相棒になることを引き受けた。数試合は担ぐ予定だという。
今回のコースは15年の本大会で経験済み。「だいぶコースも変わっている」とはしながらも、静かな名参謀の指南役にも注目。来週からはメジャーが続くシーズン中盤の山場。波に乗ってきた勝が元祖日本のエースを支えた参謀と上位進出を目指す。(文・高桑均)