石川遼は2年ぶりの全米OP出場に着々準備 子どもたちとのスナッグゴルフで改めて感じた「ゴールを意識する感覚」

<ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 事前情報◇7日◇麻生飯塚ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6809ヤード・パー72>
 
いよいよあす8日(木)に開幕する「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」。大会を翌日に控え、この日はプロアマ大会のほか、地元の小中学校の特別支援学級に通う生徒たち91名を招いてスナッグゴルフ大会が行われた。
グループに分かれた子どもたちを教えるプロ8人の中に、石川遼の姿があった。「昨年も参加させてもらいましたが、子どもたちは喜んでくれましたし、とても楽しかったです。教えやすい場所を提供していただき、こういう形で貢献できるというのはツアーで戦っていくモチベーションになるし、ポジティブなことが多いです」と話した石川だが、ただ教えて楽しんだだけではなかったようだ。
 
最初に「ボールの上を振ってしまったら、次はもう少し下を振ってごらんって、感覚的に教えるんです。フェースの向きはこうだとかではなく、ターゲットを意識することを教えれば、子どもたちは素直に反応してくれます」と石川がいう子どもならではの直感的な反応。その感覚が大事だという。
 
「自分はメカニカルになってしまっていますが、ゴルフは感覚が大事な競技です。結局はピンに対する意識、ターゲットに対する意識が大事なんです」
 
子どもたちを教えることで、それを改めて確認した石川。
 
「ロングパットのときは、カップを1回見ただけで感覚で振ります。タッチのことを聞かれても答えられません。頭が先に行ってしまうと、ゴールがどこにあるのかということになってしまいかねない。球を真っすぐ飛ばしたいなら、真っすぐ飛ばしたいというゴールを意識する感覚をしっかり持ってやったほうがいいということです」
 
スイングのことを考えあれやこれやとやっているうちに、最初の目的をどこかに置き忘れてきてしまう。そんな危うさがゴルフにはあるのだ。

 石川は6月15日から4日間の日程で行われる米国メジャー「全米オープン」の出場が決まっている。今大会で上位を狙っているのはもちろんだが、2年ぶりに出場する全米オープンに向けての調整も進めており、「今週はドライバーからパッティングまで、テーマを持ってやりたい」と話す。やるべきことは、ボールを少ない打数でカップに入れること。そのための目的意識をはっきり持って、「全力でぶつかっていきます」と笑顔で話した。(文・河合昌浩)

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