激闘を制した西郷真央 首位を争ったテレサ・ルーのプレーを讃えてグータッチ【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。
「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」(4月29日~5月1日、千葉県浜野GC)における閲覧ナンバーワンは、最終日にテレサ・ルー(台湾)と西郷真央がグリーン脇でグータッチをする写真だった。

大会2日目を終えてテレサが8アンダー首位。それを2打差の6アンダーで追う西郷が2位。最終組で優勝を争うふたりが、互いに相手のプレーを讃える姿にファンは魅了されたのだ。結果は西郷が通算10アンダーで優勝。テレサは2打差の8アンダーで単独2位だった。

西郷は22年シーズン開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で初優勝を遂げ、その後も「アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI」と「ヤマハレディスオープン葛城」で勝利。この大会が4勝目となる快進撃を見せていた。

とはいえ2週間前に首を寝違えて痛めた西郷は、前々週と前週の試合を休んで臨んだ大会だった。休んでいる間は1週間ぐらいクラブを振ることもできなかったという。

優勝後のインタビューでは「復帰戦で、そこまで自分に期待していませんでしたが、優勝することができてすごくうれしいです。特に痛みを感じてプレーすることはなかたので、問題なくプレーできました」と、話した。

最終日、前半のラウンドではバーディが獲れず、一時はテレサに4打の差をつけられていた西郷。「午後からは風が吹くと思っていたので、まだまだ諦めないでプレーしようと思っていました。テレサさんはスゴイ飛距離が出る選手なので、18番(パー5)に行く前に並んでおくか逆転していないと難しいと考えていました」と、追い込まれながらも見せたしぶとさの心情を明かしていた。

22年シーズンはこのまま西郷が、女王に向かってひとり突き出た展開になるかと思われたが、その背後には手強い伏兵が迫っていた。その伏兵は山下美夢有。年間女王となった山下の活躍については、別の機会に譲ろう。

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