「陸橋無くして平面にします」秩父の国道で 貨物廃線の消滅で「無意味化した橋」撤去へ

何もないのにわざわざ急勾配を上り下りする意味がないので…

都市計画変更手続きへ

 埼玉県は秩父市内の国道140号で、陸橋を廃止し、撤去して平面道路に作り直すという異例の計画を進めています。 場所は秩父鉄道秩父駅東側の「秩父陸橋」です。かつてここで秩父鉄道から旧秩父セメントのプラントへ引き込み線が敷かれており、それをまたぐための陸橋でした。 道路を所管する秩父県土整備事務所によると、この引き込み線は1996(平成8)年に廃止。その後2009(平成21)年から陸橋廃止にかかる動きが出始め、2018年に地元要望をうけて設計などに着手したといいます。2021年11月にも秩父市長が県あて要望を行っています。 橋の撤去中に交通をどう迂回させるかなど準備が進められ、いよいよ都市計画変更の手続きが進められています。 同事務所は「寒波の襲来時は、この陸橋の勾配でスリップする自動車も発生しています。また撤去することで、老朽化する陸橋の維持修繕コストも低減が図れます」と話します。県は理由書で、中心市街地に残されている、この陸橋横のセメント工場跡地の土地利用促進を図るためともしています。

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