
トッテナムが、昨年に引退した元イングランド代表GKベン・フォスターを緊急でチームに加える可能性があるようだ。8日、イギリスメディア『ミラー』が報じている。
トッテナムは正守護神の元フランス代表GKウーゴ・ロリスが5日のマンチェスター・C戦で膝の靭帯を損傷。手術は避けられそうだが、最大2か月ほどの戦線離脱を余儀なくされる模様だ。
同メディアによると、11日に予定されているプレミアリーグ第23節のレスター戦は、セカンドチョイスのイングランド代表GKフレイザー・フォースターが代理を務める予定。しかし、その他の選択肢となる、共に24歳のイングランド人GKブランドン・オースティンとアルフィー・ホワイトマンはトップチームでの出場経験が無いという状況。これを受け、トッテナムはフォスターをシーズン終了までの短期契約で加入する可能性があると伝えられている。
現在39歳のフォスターは、ストークを経て2005年からマンチェスター・Uに所属。主に、元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サール氏に次ぐ第2GKとしてプレーし、プレミアリーグ3連覇やチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験した。その後はバーミンガム、ウェストブロム(WBA)、ワトフォードに所属。2022年9月15日に現役引退を発表した。プレミアリーグでは通算390試合の出場経験がある。
イングランド代表には2006年5月に初招集を受け、2007年2月7日にデビュー。2014年のブラジル・ワールドカップにエントリーされると、第3戦のコスタリカ戦で初のW杯でのプレーを果たした。通算8キャップを刻んでいる。
ロリス負傷という緊急事態のトッテナム。残りのシーズン、経験豊富なGKをチームに加え、困難を乗り切ることとなるか。