親子留学〜ひと夏の冒険〜

親子留学って?
親子留学とは、保護者と子供が一緒に参加する海外語学学習プログラムです。
最短で1週間から実現でき、語学資格の有無やレベルも問わないため誰でも気軽に参加することが可能です。
ホームステイをしながら語学学校へ通ったり宿舎付きの語学学校に滞在したり、スタイルは様々です。

親子留学をしようと思ったきっかけは?
我が家はこの夏、親子留学に行くことになりました。
期間は夏休みの3週間。
ママと子供ふたり(小3男子)(小1女子)+義理の母というメンバーです。
行先はフィリピン・ネグロス島のドゥマゲッティという町にある宿舎付き語学学校です。
まず、親子留学(実際には三世代留学ですが…)に行こうと思ったきっかけをお話しします。

ママになっても留学できる!
周りにはホームステイや留学、ワーキングホリデーで海外生活を経験したことのある人達がたくさんいます。そんな話を聞く度に、受験英語しか学んだことのない私は「いいなぁ」「結婚や子供を持つ前にそんな経験をしておけばよかった」などと思っていました。
子供が1歳や2歳のうちは、親子留学という存在も知りませんでしたし、いつ体調を崩すか分からない幼子を連れて長期に渡り海外へ行くなんてとても考えられませんでした。
しかし、上の子が小学生になった頃から少しずつ“行ける気”がしてきました。
ママだからと言って何かを諦めるのはもったいない!
親子留学というものがあると知った時には「そういう方法があったのか!」と嬉しくなったのを覚えています。いつの間にか「親子留学」という夢が心に芽生えていました。下の子が小学生になった今、その夢を現実にしようと決意したのです。
そして、今回は「親子留学」ならぬ「三世代留学」ですが、ママになっても、おばあちゃんになっても(!) 新しいことに挑戦できるんだよと身をもって示しています。

学校で学ぶ前に英語にふれておくこと
2020年には小学校へ英語教育が本格的に導入されます。
どういった教育方法になるのか正確には分かりませんが、全く英語を知らない子供が大人数の教室内で先生から学んだ英語に親近感を抱けるか不安でした。
生活の中で自然に英語にふれられたらいいのに…と思っていましたが、親である自分が話せる訳ではないのでなかなか難しいのが現実です。
子供が学校で学問として英語を学ぶ前に、英語圏の国に身を置く経験があったらきっと印象が違うのではないか?と思ったのもきっかけのひとつです。

どうやって留学先を探したのか?
いざ、親子留学をしようと決めても、行先をどこにするのか?期間は?お金は?など考えることは山ほどありました。

比較サイトで現実的に
「親子留学」と検索するだけでも、たくさんの情報が目に飛び込んできます。
人気の国ランキング、費用面の比較サイト、各学校やエージェントのホームページ…
絶対にこの国に行きたい!という思いがあれば行先に迷うこともなく、それに見合った費用を用意出来るまで頑張りますが、私の場合はそうではありません。
“子供の年齢がちょうど良い今”“自分の仕事のスケジュール調整ができる今年の夏休み”と、“今ある費用で行けるところ”という条件があったので、選択肢は自ずと限られ、そのおかげでグッと現実的になりました。

知り合いや経験者からの情報
インターネットで検索していると親子留学経験者のブログにたどり着き、そこから情報を得ることもありました。やはり、実際に経験した人の言葉には説得力がありますよね。
そんな中、フィリピンで語学学校を経営している人と知り合う機会が訪れました。
話を伺うと、フィリピンは東アジア最大の英語国家であること、時差がほとんどなく移動時間もアメリカやヨーロッパに比べると短いので子供でも体の負担が少ないこと、費用も安いことなど、フィリピン留学の魅力を知ることができました。
結局その方の学校に決めましたが、利用した方の口コミを参考にしながら他の学校との比較もしました。
インターネットで見る情報も大変参考になりますが、それだけではなく周りの人に直接話をしてみると、思わぬ出会いに恵まれたり良質な情報に巡り合えたりするかもしれません。

親子留学でしたいこと
親子留学の目的は、人によって異なります。
親本人がどうしても語学を勉強したかったという場合や、子供への早期教育をメインに考えている場合もあるでしょう。
我が家が考えている「親子留学でしたいこと」はこの2つです。

親子の絆と思い出作り
“親子の絆と思い出作り”と聞くと、日本でいくらでもできるじゃないかと思われるかもしれませんね。
しかし、留学経験もなく海外旅行に行き慣れている訳でもない私にとって、親子留学は大きな冒険です。その冒険は、親が完全に主導権をにぎるものではなく、親子で協力し人として認め合いながら挑戦するものにしたい。
もちろん、親がリードすべき場面は多いはずですが、子供達に出来るだけたくさん相談したり頼ったりして、彼らが今より自信を持って帰ってこられたらまずは目的達成です。結果、親子の絆も深まって、夏の良い思い出になったらいいなと思っています。

世界的視点を持てるように
もう一つの目的は、“子供たちの世界観を揺るがせたい”ということです。
狭い社会で生活している彼らに「今見えている世界がすべてではない」という、当たり前のことに気が付いて欲しいからです。
小さいうちに日本以外の世界を知ることは、成長してからの物事の判断に少なからず影響を与えるでしょう。
もちろん、日本で外国人と関わる機会をもつのも良いのですが、今回、色々な理由・思い・タイミングが重なって訪れたこの“親子留学”という経験を通して、少しでも広い視野を持てるようになれたら大成功。広い視野は困難にぶつかった時に一番役に立ちます。
また、これからの時代を生きていくには世界的視点を当たり前に持てるたくましい大人に育つ必要性も感じているからです。
このように大人の思惑は色々ありますが、純粋に異文化を楽しみながら「何があっても前向きに」を合言葉に行ってきます!

(文・亀山 美千代)

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