働くママが派遣社員として働くことと、その他の選択肢

子育てしながら働きたいママ・主婦ができる派遣のお仕事
「フルタイムは難しいけれど、自分で決めた日数と時間で仕事をしたい」「出産前に勤めていた会社は残業体質で、とても子育てと仕事を両立できそうにない」そう考えるママたちの間では”派遣で働く“という選択肢が人気のようです。

働くママを応援、主婦採用に力を入れている企業も
子育てをしながら働くママを応援したいと考えている企業や、実際に働くママをサポートする体制を整えている企業も増えています。
”子育て”が立派なキャリアとして認められてきました。限られた時間の中で成果を出せるよう、働くママも企業の期待に応えていきたいですね。

働くママにピッタリな条件のお仕事も多くある
「扶養控除内で働きたい」「勤務地を固定したい」「ブランクがあってもOKな仕事」
「これまでの経験を活かしたい」など、働くママならではの条件から派遣の仕事を探すサイトもあるので活用したいですね。
例えば、

〈一般事務〉
週3〜4日/15時・16時までの時短もOK/時給1,300〜1,400円
〈お中元の問い合わせ〉
期間1か月〜3か月/週3〜OK/時給1,100円〜
〈梱包・仕分けなどの軽作業〉
週2〜/4時間〜OK/時給1,100円〜
〈コールセンター〉
週4〜5/シフト制/時給1,900〜2,100円
 
など、重視する条件をクリアした求人が数多く用意されています。

派遣社員の種類について
ところで、一言に派遣社員と言っても3つの種類があることはご存知でしょうか?
それぞれの違いをまとめました。

一般派遣
一般派遣とは、正社員のように企業と直接雇用契約がむすばれるのではなく、本人と派遣会社の間で契約が結ばれる雇用形態のことを指します。
派遣先が決まった時点で雇用関係が発生し、派遣契約期間のみ雇用が成立します。
派遣会社は、給与の支払いや、福利厚生、スキルアップ研修の面で派遣スタッフをサポートします。通常「派遣社員」と呼ばれているのはこの一般派遣です。
特定派遣
特定派遣とは、派遣会社側の正社員として派遣先企業で業務を行う雇用形態です。
派遣会社の社員として働く為、派遣先が決まっていない期間が発生しても給与が支払われます。ITエンジニアなど技術系の派遣会社に多く見られます。

紹介予定派遣
紹介予定派遣とは、派遣スタッフと派遣先企業が合意した場合、正社員(または契約社員)となることを前提とする雇用形態です。
「自分に合った会社で正社員になりたい」という派遣スタッフと「会社にとって良いスタッフを採用したい」とする企業側、両方にメリットがあります。

派遣社員として働くママのメリット・デメリット
どんな働き方にもメリットとデメリットがありますが、派遣社員として働く場合どんなことが挙げられるのでしょうか?

メリット(1)働く期間や場所を選びやすい
派遣には短期の仕事もあるので、短いスパンでライフプランを立てることができますね。

メリット(2)様々な企業で働くことができる
様々な企業で働くこと=様々な経験を積むことができます。

メリット(3)有期雇用で面倒な人間関係に巻き込まれにくい
期間限定の割り切ったスタンスで臨むことが円滑な人間関係を生むこともあります。

デメリット(1)収入面が不安定
時給制であるため、収入は働いた時間に比例します。補償はありません。

デメリット(2)ボーナスや交通費が出ないケースもある
正社員のように充実した福利厚生ではないことがほとんどです。

デメリット(3)雇用の安定性が高くない
いつ契約がなくなるか分からないという不安定さは、派遣社員に付きものです。

働くママが派遣会社を選ぶ際に確認すべき項目とは
派遣会社にも様々な特色があります。
そこで、働くママにとって重要なチェックポイントをまとめました。

希望に沿った求人を持っているか
「時短」や、「残業なし」など、働くママには重要な条件です。
事前にチェックしたうえでスタートすれば後々困ることはありません。

スキルアップの支援は行われているか
即戦力が求められる派遣社員。常にスキルアップを忘れてはいけません。
各種研修を取り揃えている派遣会社を選びたいですね。

育児の支援は充実しているか
産休・育休制度は整っているのか?
さらに、取得実績も確認できると心強いですね。

派遣以外の選択〜おすすめのパート〜
派遣以外の選択としては、パート勤務もあります。
時間や場所の条件も、より自由になるので子育てをしながら仕事を始めるにはハードルも低めです。とはいえ、何事も継続して深めて行けば立派なスキルになるので、自分の興味と適性を考えた職種を選ぶことも必要。
例えばこんなパートはいかがですか?

事務のパート
書類の作成やデータ入力など、オフィスワークが中心の仕事です。
PCスキルを活かすことが出来る上に、一度身に付ければ様々な企業で活躍することも可能です。専門分野では高い知識が求められるので、スキルアップの指針としても良いかもしれません。

レストランスタッフのパート
お客様が快適な時間を過ごせるよう、気持ちの良い笑顔や柔軟な対応力が求められます。
接客の基本が身に付くので、すべてのサービス業の入り口です。

軽作業ワークのパート
仕分けや梱包、商品管理などを行います。一度に多くの人の手を必要とするため作業自体は比較的簡単なことが多く、初心者でも始めやすいでしょう。

コンビニ・スーパーのパート
レジでの接客をはじめ、商品の品出し・陳列・清掃などを行います。
マニュアルもしっかりしていることが多く初心者でも安心です。

受付のパート
企業を訪れるお客様をお迎えする「顔」となります。
マナーや身だしなみに気を配る必要があり、コミュニケーション能力も求められます。

子育てしながら働きたいママと働くママに対する周囲の思い
働き方も様々になりつつある今、働くママへの支援体制も少しずつ整ってきました。
応援してくれる企業が増えているとはいえ、中で実際に働いている人たちすべての考えが完全に変化しているとは限らないのが現実です。
一方で、働くママであるということを特権として都合よく利用してしまっては、お互い良い方向に進みません。

子育てしながら働くママの休みが多い理由
子供の体調不良、どうしても外せない学校行事など、働くママはお休みをいただくことが多くなりがちです。また、朝は元気でも急な発熱で保育園から呼び出しをされれば早退を余儀なくされます。

働くママとその周囲は相互理解が必要
こうした場面でお互いがどう振舞うかが、今後の関係や職場そのものの雰囲気に影響していくことでしょう。
働くママには事情に甘えない責任ある言動が求められ、その周囲には時代に沿った理解ある言葉かけが求められます。
お互いにとって良い状態を一緒に作っていけるよう、相互理解が何より大切なキーワードではないでしょうか。

(文・亀山 美千代)

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