初シードを獲得した都玲華、そのスイングの特徴は「河本結のトップと吉田優利のダウン」のイイトコ取りだった!?

ルーキーながらも、豪快なスイングと飛距離を武器に戦い、メルセデス・ランキング50位に入って初シードを獲得した都玲華。彼女のダウンスイングをプロコーチの平尾貴幸氏に分析してもらった。
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都玲華選手は、手元の高いレイドオフでインサイドからの軌道が強いダウンスイングです。レイドオフに上げるトップは河本結選手に、胸の面を残してしっかりとインサイドからクラブを入れてくる動きは吉田優利選手に近いと思います。

胸の面を残すと同時に、ヒザが深く曲がっていて体が沈み込んでいます。下方向へ強く力を使えるので、タメもできますし、飛距離にもつながる動きです。

また、フェースをシャットに使っているのも特徴的。バックスイングから、トップ、ダウン、インパクト、フォローと終始フェースが開きません。ロフトを立てる動きなので、強いボールが打てる。フェースを開いて閉じるとコントロールしづらい最新の大型ヘッドとの相性が良く、フォローでヘッドが低く長く出ているのも、安定したショットにつながっていると思います。

■都玲華
みやこ・れいか/2004年生まれ、徳島県出身。昨年、ステップ・アップ・ツアー「大王海運レディスオープン」で史上6人目のアマチュア優勝を達成し、4度目の挑戦となった昨年のJLPGAプロテストではトップに2打差の2位タイで合格。今季は4度のトップ10入りをするなどの活躍を見せ、メルセデス・ランキング50位になり、初シードを獲得した。大東建託所属。

■解説:平尾貴幸
日本大学ゴルフ部出身。10歳から本格的にゴルフを始め、25歳からインストラクターに。ジュニアやアマチュア、プロゴルファーまで、機能解剖学をもとにトレーナーと連携したレッスンが人気。ティーチングプロA級取得。

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