最長ブランクVはお預けも…35歳・木戸愛は6季ぶりのシード復帰 師匠ジャンボへ「来年はいい報告ができるように」

<大王製紙エリエールレディス 最終日◇23日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6595ヤード・パー71>

2012年の「サマンサタバサレディース」での初優勝から13年124日ぶりの最長ブランク優勝は、お預けとなった。だが35歳の木戸愛にとって今季は、賞金ランク47位で翌年のフル出場権を手にした2018年以来6季ぶりとなるシード権に手が届くシーズンになった。
「自分自身の状態もよかったので悔しい」。首位と2打差の2位からスタートしながら、「71」と伸ばせずトータル9アンダー・4位タイに終わった一日はもちろん心残りだ。9番ではダブルボギーで後退。「気持ちの切り替えはすぐにできたので、それはいいポイント。優勝にはまだまだ足りないことが多いので、そこはしっかりオフに練習して頑張りたい」と、この悔しさを原動力にする。

23年12月に尾崎将司の門を叩いた。30歳を過ぎての決断。ここまで一番大事にしてきたのは、師匠からの「とにかく振れ」の言葉だ。昨年はメルセデス・ランキング(MR)54位で前半戦出場権を獲得しQTを回避。そして今年MR37位でシード復帰を果たした。「そこは素直にうれしいですし、より一層頑張りたいという気持ちが増しました」。その表情は笑顔があふれる。

伸び続けているブランク優勝に終止符を打つのは来季に持ち越しになった。このオフもジャンボ邸で、さらなる進化を目指していく。「来年は必ずいい報告ができるように」。同門の佐久間朱莉が新女王になり、原英莉花も来季米ツアー昇格など、同門選手たちが起こした波に乗っていくための準備を進めていく。

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