バルセロナに所属するドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにトルコ移籍の可能性が浮上しているようだ。20日、『アス』や『スポルト』など複数のスペインメディアが伝えている。
2014年夏にボルシアMGからバルセロナへ加入し、ここまで公式戦通算422試合に出場しているテア・シュテーゲン。昨シーズン開幕前にはキャプテンに就任したが、9月に右ひざ膝蓋腱完全断裂の大ケガを負い長期離脱を余儀なくされることに。今夏はスペイン代表GKジョアン・ガルシアが加入し、元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーの契約延長が実現したことで、現在の立ち位置は“3番手”と見られている。
今シーズン終了後にFIFAワールドカップ26を控えていること、そしてJ・ガルシアとシュチェスニーの存在によってコンスタントな出場機会を見込めないことから、テア・シュテーゲンは他クラブへの移籍を視野に入れている模様。冬の移籍市場開幕まで1カ月程となり、33歳の“元守護神”は大きな決断を迫られている。
報道によると、ベシクタシュがテア・シュテーゲンの獲得に興味を示しており、バルセロナはすでに最初のオファーを受け取っているとのこと。移籍形態は2025-26シーズン終了までのレンタルで、800万ユーロ(約14億円)の買い取りオプションが含まれているようだ。今のところ交渉は進展しておらず、今後数週間のうちにさらなるオファーが届く可能性もあるが、バルセロナとしては選手本人の最終決定を尊重する見込みだという。
なお、テア・シュテーゲンは7月下旬に腰の手術に踏み切り、現在も戦線離脱中だ。『スポルト』によると、年内のチームトレーニング合流が当面の目標となっているようだ。
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