日本代表は18日、キリンチャレンジカップ2025でボリビア代表と対戦した。
2025年の最後の試合となったボリビア戦。国立競技場で行われた試合は、鎌田大地、町野修斗、中村敬斗の3ゴールで3ー0と勝利を収め、10月のブラジル代表戦から3連勝で2025年を締め括った。
森保一監督にとって100試合目のメモリアルマッチとなったこのゲーム。3試合連続2失点が続いていた中で、チームは2試合連続クリーンシートを達成するなど、改善も見られた一戦となった。
試合後、森保監督は「今回の11月の代表活動の2戦目、そして今年の代表戦ラストゲームということで、ホームで勝って応援してくださっているサポーターのみなさんや、国民のみなさんに勝利をお届けできたことは、選手たちがよく頑張ってくれたかなと思います」とコメント。「試合においては、選手たちは本当に良い準備をしてくれて、難しい試合になりましたが、自分たちのコントロール下に置けないような試合で、不安定なボールが行ったり来たりする試合を2試合連続で無失点というところ。少しでも集中が切れたり、ベースの部分の切り替えが遅ければ、失点していてもおかしくないところで、しっかりと難しい試合を無失点で終えて勝ってくれたところは、我々が主導権を持てる良い試合で勝っていくことも大事ですけど、どんな内容でも勝つというところを選手たちが今日見せてくれたことは、今後の自信に繋げていければと思っています」と、難しいゲームでしっかりと勝ち切れたことを評価した。また、「ガーナ戦から7選手を入れ替えて戦った中で、誰が出ても勝つというところ、誰と組んでも機能するというところは選手たちが良いチャレンジを今日もしてくれたと思います」と振り返り、多くの選手たちが変わらぬクオリティを出せることに一定の手応えも感じたという。
この後は2026年3月に活動を行うと、いよいよワールドカップ本大会に。ほとんど活動の期間がない中で、気になるのは選手選考の部分だろう。「選手をどう固めていくかというところですが、ワールドカップ直前まで固まらないかなと思います。それは今の代表チームのケガ人を見ていただければお分かりになるかと思います」と語った森保監督。やはりネックはケガやコンディションの問題だ。
「この選手を中心にということは、活動の中で自然と出てくるものではあると思いますが、何が起こるか最後の最後までわからないですし、選手にはケガをしてもらいたくない」と語る森保監督。「色々なアクシデントがないことを願っていますが、何が起こるかはわからないと思います」と、想定通りに進まない可能性について触れ、9月からのこの3カ月も想定した流れにはなっていないと振り返った。
「ワールドカップのアジア予選が終わって、9月からチームを段々固めていくという新たなフェーズかなと思っていましたが、ケガ人であったり、まだまだ見たい選手がいたりということもあって、より力のある選手、1年後に向けて成長を期待できる選手も含めて、幅を広げながらチームの戦術の浸透度を測っていった」とコメント。「最後にコンディションが良い選手を選んで、一気にワールドカップ直前で固めていくということが、今の日本代表としては一番良いチームの固め方かなと思っています」と、本大会に臨むメンバー選考は、最後の最後まで続けると語った。
選考の難しさも今後は出てくることになるが、願ってもない悩みとも言えそうだ。「少数の代表の戦力となる選手しかいなければ、より固めていくことをやらなければいけないかもしれませんが、代表の戦力としてワールドカップの舞台でも活躍し、世界一を目指せる、勝って行けるメンバーとしては、たくさんの選手が候補の対象だと思う」と、候補選手は多くいると語る森保監督。「全体的に上げながら最後に状態が良い選手+チームの中でチーム一丸となって戦える選手を選んでいきたい」と、最後の決め手は直前の調子とコンディションを重視する考えがあるようだ。
【動画】日本代表、圧巻の3ゴール!2025年を快勝で締めくくる
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