29人の優勝者誕生は史上最多…日本勢6人勝利も新記録! 米女子年間アワード表彰者の顔ぶれは?

17日、米フロリダ州のホテルで『ロレックスLPGAアワード』が開催された。ツアー初優勝者、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)など各賞の受賞者および候補者らが出席。この式典を今季米ツアーメンバーとして初優勝を挙げた日本勢5人も彩った。

今週20日からは、今季ツアー最終戦の「CMEグループ・ツアー選手権」が行われるが、16名の受賞者および米女子殿堂メンバーが表彰された。29人の異なる優勝者が誕生したのは、ツアー75周年目で史上最多。さらに日本人選手6名が優勝という新記録が生まれた。

山下はルーキー・オブ・ザ・イヤーも受賞。1962年に創設された賞は、1990年の小林浩美、2024年の西郷真央に続き日本勢3人目だった。昨年末の最終予選会を突破しツアーメンバーになると、今季は「AIG女子オープン」(全英)でツアー&メジャー初優勝という快挙も成し遂げた。会場では英語のスピーチも披露し、拍手喝采となった。

メジャー5大会で最も優れた戦績を残した選手に贈られる『ロレックス・アニカ・メジャー・アワード』はミンジー・リー(オーストラリア)が受賞。上位10位タイ以内でポイントを獲得し、かつメジャー優勝が必須という厳しいタイトルだが、22年に続き手中に収めた。「シェブロン選手権」14位タイ、「全米女子オープン」22位タイ、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」優勝、「エビアン選手権」3位、「AIG女子オープン」13位タイ。予選落ちなしという安定感が光った。

続いて、“勤勉さ、献身、そしてゴルフへの愛を通して困難に立ち向かった選手”を表彰する『ヘザー・ファー・パーサヴィアランス(忍耐)・アワード』には34歳のリンディ・ダンカン(米国)が選ばれた。今季トップ10入り6回と、2014年のツアー加入以来、キャリアハイのシーズンを彩る受賞だ。

LPGAの精神、理念、価値観を体現したメンバーに贈られる『ファウンダーズ・アワード』にはツアー通算13勝で、今季限りで引退したステイシー・ルイス(米国)が選ばれた。「創設者の名前がついたこの賞を受け取ることは、私にとって本当に特別な意味がある」と感慨深げだ。

この他にも、LPGAと女子ゴルフの発展に独自の貢献をした個人・団体を表彰する『コミッショナー・アワード』には米女子ツアー殿堂メンバーが、またゴルフ教育に大きく貢献した人物を男女問わず表彰する『エレン・グリフィン・ロレックス・アワード』には、アリゾナ州のカントリークラブ・オブ・グリーンバレー指導責任者のマーボル・バーナード氏が選出された。

会の途中には、ツアーメンバーとして初優勝を挙げた選手が並んで登壇。表彰された。

【ロレックス初優勝者】
ヤーリミ・ノー(ファウンダーズカップ)
竹田麗央(ブルーベイLPGA)
イングリッド・リンドブラト(JMイーグルLA選手権)
西郷真央(シェブロン選手権)
岩井千怜(リビエラマヤオープン)
イム・ジンヒ(ダウ選手権)
ロティ・ウォード(ISPS HANDA スコットランド女子オープン)
イ・ソミ(ダウ選手権)
山下美夢有(AIG女子オープン)
岩井明愛(スタンダード・ポートランドクラシック)
ミランダ・ワン(FM選手権)

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