イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、交代時に不満を示したMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)について言及した。16日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。
FIFAワールドカップ26欧州予選・グループKの最終節が行われ、イングランド代表は敵地でアルバニア代表と対戦した。ここまでの7試合で7連勝を飾り、全勝を維持して首位に立つイングランド代表。すでに本大会行きを確定させた“スリー・ライオンズ”だったが、アルバニア代表との一戦はスコアレスのまま終盤へと突入する。それでも74分にコーナーキックからハリー・ケインが先制点をマーク。82分にもケインが追加点を挙げ、2-0の勝利を収めた。
これによりイングランド代表は欧州予選全試合を無失点かつ全勝で終了。ヨーロッパ史上初の大記録を打ち立てた。しかし、アルバニア代表戦で先発したベリンガムの振る舞いが物議を醸すことに。10番を背負う同選手は84分にピッチを退く際、両手を宙に上げながら不満げなジェスチャーを見せていた。
試合後にベリンガムの反応について問われた指揮官は、「それは監督の決断であり、彼はその決断を受け入れなければならない」とコメント。「仲の良いチームメイトがタッチラインで交代を待っているのだから、受け入れ、尊重し、そして前へ進むべきだ」と見解を語っている。
一方、「確認する必要があるが、彼が不満そうだったのは見えた。ただ、今この場で必要以上に大きく扱いたくはない」と説明。「ジュードのような競争心の強い選手は、交代を喜ぶことは決してないだろう」と同選手の心境に一定の理解を示した。
また、「私の言いたいことは変わらない。大切なのは基準とレベルだ。チームとしてのコミットメントと相互のリスペクトが必要だ」と述べつつ、「誰かのジェスチャーで、私たちの決定が変わることはない」と主張している。
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