師匠・天沼知恵子の教えで平均10ヤードアップ ネクヒロ・早川夏未が取り入れたことって?【プロが解説】

プロテスト合格を目指す選手たちが活躍する「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」。全17戦のうち11戦が終了し、11月の最終戦まで毎週試合が開催される。あす始まる第12戦「acom Ladies Cup」は、国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の開催コースでもあるカメリアヒルズCC(千葉県)で行われる。あすの試合をより楽しむために、注目選手のスイングを天沼知恵子が分析。今回は、今季2連勝を上げている早川夏未のスイングを紹介する。
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早川選手は、現在私が指導しています。見始めたときは、コントロール重視のタイプで、かなり小さなスイングをしていました。ただ、彼女の運動能力、筋力、柔軟性を見たときに、もう少し飛ばせるようなスイングにしても大丈夫だと感じました。

そこで取り入れてもらったのが、ヘッドを遠くに遠くに上げていくこと。スイングアークが大きくなり、遠心力をより使えるようになります。

また、今年からは体重移動を使うことにも取り組んでもらっています。元々は右主体のスイングで、体重移動はほとんどありませんでしたが、今では切り返しから左に乗れるようになってきました。左に体重を乗せられるようになったことで、右で溜めたパワーを逃がさずにボールに伝えられるようになっています。

今まではスイングが直線的で、タメが足りないと思っていましたが、自然なタメも作れていて平均10ヤードは伸びました。本人も手応えを感じていると話していました。

見ている選手のスイングを変えるのは、簡単なことじゃありませんし、とても悩みました。ただ、ステップ・アップ・ツアーやレギュラーツアーで戦うことを考えたら必要な変化。しっかりハマって良かったと思っています。試合での活躍も期待したいですね。

■早川夏未
はやかわ・なつみ/2002年生まれ、埼玉県出身。安定感のあるプレーが魅力で、今季は2勝を挙げており、ネクヒロ通算3勝。最終プロテストにも3年連続で進出している。

■(解説)天沼知恵子
あまぬま・ちえこ/1975年生まれ、静岡県出身。レギュラーツアー通算6勝。現在は自身の経験を生かして「IMPACT A BODY」を運営。プロテスト合格を目指す選手からアマチュアまで幅広く指導し、「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」の解説も務めている。

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