
<CRÉATION DREAM CUP 本戦◇7日◇ザ・セントナイン東京(千葉県)◇6084ヤード・パー72>
マイナビネクストヒロインツアーに今年から出場している角田夢香は、トータル2アンダーで自身最上位となる11位タイで競技を終えた。
前半は3アンダーまで伸ばし、一時は首位に立っていたために、決して満足のいく結果ではないが、スイング改造の成果が出たことに「きょうはショットが今季で一番良かったかもしれない」と振り返った。
9月30日に開催された「栃木県女子オープン」で同組となったプロから、スイングの際に「腰の回転が先行しすぎる」とアドバイスを受けた。そこからコーチとともに、なるべく回転を押さえるように試行錯誤を重ねている。まだスイング改造の途上だが、「飛距離も落ちていないし、安定感も増してきた」と手ごたえを得ている。
スイングに加え、今季から投入した“新兵器”も活躍。それは、ロイヤルコレクションのフェアウェイウッド『RC-VT』で、この日のスコアメイクにつながった。「あまりクラブを替えるほうではなく、前の(クラブ)は長く使っていました。いまのクラブは弾きがよくて、飛距離が出るし、直進性が高くまっすぐ飛んでくれるところが気に入って使用しています」。
会場となったザ・セントナイン東京(千葉県)は、6084ヤードと距離は長くない。ティショットでも同クラブを握ることがあり、曲がらないことから「信頼度が高いので」と思い切り振ることができた。
シーズン残りの目標は、マイナビポイントランキング(MR)上位30人と優勝者と今季のプロテスト合格者(※ワイルドカードもあり)が出られる最終戦「マイナビネクストヒロインゴルフツアーファイナル」に出場することだ。現在、MR56位ということもあり、「結果を出し続けてファイナルには出られるようにしたい」と意気込みを示した。
強い眼差しを見せる21歳は、新しいスイングと頼れるギアでランキングボードを駆け上がる。