幻の首位発進から再び巡ってきた初Vチャンス 勝みなみが1差で最終日へ「いままでの経験を生かしたい」

<ロッテ選手権 3日目◇3日◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6566ヤード・パー72>

首位とは9打差の15位タイから出た勝みなみが、この日のベストスコアタイとなる「66」をマーク。首位と1打差の2位タイまで順位を上げた。
「びっくりしました」。前戦の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」では首位発進を決めながら悪天候のため競技不成立に。“幻の首位”発進のうっ憤を晴らすかのような自身でも驚きのラウンドとなった。

3年連続3回目の出場ながら、初めての予選通過。今季は1ラウンドあたりの平均パット数が「28.75」で1位だが、「リズムが早くなるとパターも思ったところに打てなくなる。特にバックスイングをゆっくりめに上げるように意識した」と、パッティングの修正が奏功した。

見せ場は14番。12~13メートルのロングパットを沈め、「まさか入るとは思っていなかった。タッチを合わせて打ったらラインに乗ってくれてうれしかった」と声を弾ませた。17番では難しいライから寄せてパーセーブ。「池に入れないことを考えて、ボギーでもいいと思って打った球が1メートルに寄った。ラッキーだった」。

さらに、ショットが完ぺきではない中でも粘り強くプレーし、「取れるところは取って、粘るところは粘る、メリハリのあるゴルフができた」と振り返った。

「チャンスが巡ってきている。3年目にして初めて予選を通過したので、ご褒美の試合だと思っている。楽しく、一打一打に集中してひとつでも多く伸ばしたい」。幻の首位発進から、再び巡ってきた好機に力も入る。

さらに、岩井明愛が単独首位に立ち、日本人同士による最終日最終組も実現。「みんなで頑張っていけたらいいけれど、優勝は一人しかいない。風の中でどれだけ集中できるかが大事。きょうは悪いなりに伸ばせたので、あしたもそれができたらいい」と意気込んだ。

最後には「いままでの経験を生かす最終日にしたい。楽しく、客観的に周りを見ながら集中して頑張りたい」と締めくくった。

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