荒木優奈、赤い未発表パターの即投入を明言「真っすぐしかいかない」

今週の練習日から国内男女ツアーに供給開始された、オデッセイの未発表パター『S2S TRI-HOT』シリーズ。鮮烈な赤と黒でただでさえ目立つうえ、異素材複合で浅重心にでき「シャフトが斜めではないゼロトルク」との噂もあって、選手のテストが急加速した。
既報の柏原明日架の他にも、荒木優奈はテストしてかなり前向きだった。「初日はこれでいきます」と即投入を明言し、同期の入谷響にも試打を薦めるほど気に入った様子だった。
 
■荒木優奈「真っすぐしかいかない」
 
「先週まで使っていたパターが、重いグリーン用で前に進むように作ってもらっていたから、ちょっと速くなっただけで行き過ぎてしまって…。先週速いグリーンで見事なノーコンぶりでしたけど、こっちのパター(新TRI-HOT)は打感もやわらかくて、前に行きすぎる感じもない。真っすぐにしかいかない。普通のパターだと引っかけるクセが多いんですけど、それが全くない。練習でも全部同じ球が出るから『いいかも』と思って、替えようかなという感じで(練ランしてみたら)距離感もいい感じでした。
(過去にゼロトルクの使用は)ないです。アースの週に前のゼロトルク(Ai-ONE S2S)で、大きいやつを打ってみたけど、左を向いた感じがして作らず、そのまま元々のパター(Ai-ONEトライビーム2-BALL)を使った。今回は普通のパターの形なので、構えやすくていいんじゃないかなと。(操作性も)毎回同じストロークができている自信はないけど、ボールが行くところが全部同じなので、パター任せでできるのもいい。速くなってきた今週も最後までスーッと同じスピードで伸びてくれて、そこもよさげ」(荒木)
飛ぶパターを使っていた荒木とは反対に、パター巧者の木村彩子は「飛ぶ」と評価。普段はブレード使いだが、今回のモノは浅重心なため、ツノ型でも違和感がなかったようだ。
 
■木村彩子「打たなくても前に飛ぶ」
 
「私は樹脂系の柔らかいフェースがあまり得意ではなくて、打った時の音が聞こえないのが苦手なんです。今回のモノは樹脂が入っているんですけど、音がしっかり聞こえます。あとは前重心になっているから、打った後にもう1テンポ前に(ヘッドが)走る感じがすごく好き。リズムがもう1個前に来るので、タッチが合わせやすそうだなと。
 
何球か打って『ヒールに当たった』と思っても、他のと同じラインに転がっていくので、そこが凄いなと。重たいグリーンや芝目が立った所、特にコーライグリーンなどで直進性があるから良さそうだなと思って【打たなくても前に飛ぶ】。無理矢理タッチしなくても転がりが強いので良いですね」(木村)
木村と同様に「転がりの良さ」を評価していたのが中村果乃と安田祐香で、ギザギザの突起で引っかかりが良さそうなフェースのせいか、ソフトな打感かつ「地を這うよう」に転がって見えた。
 
「フェースが硬くなくてすごく好み。柔らかくて転がりが滑らかで見やすい。私が元々ずっと使っているのが打感柔らかめで、それに近いからいいかなと。ゼロトルクを使ったことは無いんですけど、すごく構えやすいです。今週使う可能性もありますね」(中村)
 
■安田祐香「転がりも凄くいい」
 
「練習用で整える感じですけど、すごく打感はよかった。硬すぎないので、転がりもいい。そこはすごくいいと思いました。今日の朝(開幕前日)作ってもらって少し転がして『ストローク矯正』という感じ。構えた方向に考えなくても飛んで行ってくれるというか。ゼロトルクを使ったことはなくて、コレは『カツ』って打たなくても飛んで行く感じがしました」(安田)
 
パター巧者の柏原明日架や多くの男子選手を含めて、今週、赤と黒の未発表パターをいきなり投入する選手はどれほどの人数になるだろうか。

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