マンデー1位通過の15歳アマ・加藤金次郎は予選落ち 次週“最年少プロ”宣言へ

<ANAオープン 2日目◇19日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7066ヤード・パー72>

来週22日(月)に史上最年少の15歳139日でプロ宣言をし、「パナソニックオープン」(9月25~28日)に出場が決まっている中学3年生の加藤金次郎。マンデーを通過して切符をつかんだアマチュア最後の試合は、トータル8オーバー・115位タイで予選落ちに終わった。
2オーバー・90位から巻き返しを図った2日目、出鼻をくじかれた。1番パー4の2打目がバンカーにつかまり、大目玉になる不運。1発で出せずにダブルボギーを叩いた。「切り替えていきたかったんですけど、バーディで取り返したいという気持ちがあってリズムを崩してしまいました」と、その後も4つ落とした。

その才能には、多くのプロが驚く。15日に行われた主催者推薦選考会(マンデートーナメント)に、多くのプロに交じって出場。強風で多くのプロが苦戦するなか、加藤はボギーなしの「67」で回り、トップ通過を果たした。現地ウェイティングから出場権をつかみ本戦では5位で決勝に進んでいる片岡大育もマンデーにも出場していたが、「71」とスコアメイクに苦しんだ難コンディション。実力を示した。

「マンデーは風が強い中で自信になりましたが、2日間、いいスコアを出したかったです。課題も明確になりましたし、安定してアンダーパーで回れるプレイヤーになりたい」と、この経験を今後のプロ人生に生かす。

15歳のドライバーの飛距離は270ヤードほどだが、今の持ち味は「ショートゲームの精度」。これから、あらゆる面を「努力をして伸ばしていきたい」と話す。

同世代よりひと足早く社会に飛び込む。「ゴルフを始めた頃からプロになるのが目標でした。なるだけではなく、レギュラーツアーでしっかり戦える選手になれるように頑張りたい。石川遼さんや松山英樹さんのように日本を代表するような選手になりたい」。15歳とは思えぬしっかりとした口調でプロ生活を見つめ、加藤金次郎プロの一歩がまもなく始まる。(文・小高拓)

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