
バイエルンのスポーツディレクターを務めるマックス・エベール氏が獲得に関心を示すシュトゥットガルトに所属するドイツ代表FWニック・ウォルトメイドについて言及した。8日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が同氏のコメントを伝えている。
現在23歳のウォルトメイドは198㎝の体格ながら、足元スキルを兼ね備えるアタッカーで、2024-25シーズンはリーグ戦28試合に出場し、12ゴールを記録。そして今年6月にはドイツ代表デビューも飾った。
そんなウォルトメイドに対して、バイエルンは今夏の移籍市場序盤から関心を示しているが、6000万ユーロ(約103億円)から7000万ユーロ(約120億円)の移籍金を求めるシュトゥットガルトとの交渉は難航している。
この状況についてエベールSDは、「この件はもう十分に話し合ったと思う。選手獲得のために努力したが、シュトゥットガルト側は交渉に応じる意思を示していないんだ。だから、この話は我々にとって手に負えない問題だ」とコメント。今夏の獲得が難しいとの認識を示した。しかしながら、「9月1日まで私たちは止まることはない。(移籍市場は)常に動きのあるものだからね」と続け、引き続き同選手獲得に向けてアプローチを継続する模様だ。
また、現在のバイエルンはドイツ代表MFジャマル・ムシアラ、日本代表DF伊藤洋輝、カナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが負傷により、長期離脱している。エベールSDは「困難な状況だが、そのために選手を獲得するつもりはない」と強調し、「3人は10月には復帰する予定だ。彼らがチームに戻れば、素晴らしいチームになるだろう」と前向きなコメントを残した。