スコットランド訪問の裏に“ゴルフ愛”? トランプ大統領が自身のコースを視察予定

日本と関税交渉が合意したトランプ大統領は、今度はスコットランドを訪問している。スコットランドは、1930年代に米ニューヨークへ移民したトランプ大統領の母、マリー・アン・マクラウドさんの母国。今回の滞在は4日間で、英国のスターマー首相との会談が予定されている。
その一方で、自身の所有するゴルフコース、「トランプ・ターンベリー」と、来月2つめのコースが開場する「トランプインターナショナル・スコットランド」も訪問すると見られている。

25日の午後には、大統領専用機のエアフォースワンでグラスゴー空港に到着。笑顔で手を振りながら降り立ったトランプ大統領だが、歓迎ムード一色というわけには行かないよう。いくつかの抗議活動が計画されていて、「ストップ・トランプ」連合は26日に「トランプインターナショナル・スコットランド」があるアバディーンとエディンバラの米国総領事館前でデモを行うと発表している。

地元紙ザ・ナショナルは「米国で有罪判決を受けた犯罪者がスコットランドに到着する」と見出しを打ち、2024年5月に業務記録改ざんの罪で有罪判決を受けたことを差し、「性的虐待と名誉毀損で責任を問われた共和党のリーダーが、ゴルフコースを訪問する」と伝えた。

トランプ・ターンベリーのゴルフコース、ホテル周辺では馬に乗ったマウンテンポリスが配置され警備を強化している。トランプ大統領とスターマー首相は6月、カナダで開催されたG7サミット中に貿易協定に署名。ホワイトハウスによると英国の自動車は関税が25%から10%に引き下げられ、一部の鉄鋼およびアルミニウム製品は25%の関税率の対象外として米国への輸入が許可されたと伝えている。

トランプ大統領は「さらに特定の協定について話し合い、協定成立のお祝いをする」と話し、ホワイトハウスはスコットランド訪問は「歴史的な米英貿易協定を強行にするための、スターマー首相との二国間会談を含む業務訪問」とあくまでも“ビジネス”と位置づけた。(文・武川玲子=米国在住)

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