初日はホールアウト後に特打も… 山下美夢有は巻き返しも不満顔「調整は完ぺきにできていない」

<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 2日目◇25日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>

2オーバー・86位からしっかり巻き返した。山下美夢有は4バーディ・1ボギーの「69」でプレー。トータル1アンダーの“赤字”で順位も38位にジャンプアップ。予選通過を決めたが、「調整は完ぺきにできていなかった」と不満顔をのぞかせた。
初日は最終18番でやっとバーディがきた。「チャンスもなかった。ショットがあまりよくなかった」。午後組でホールアウトすると、そのまま練習場に直行。2日目が午前スタートで早く帰宅して休みたい気持ちもあるはずだが、練習場のクローズ時間まで球を打っていたという。

「スッキリしているような感じではない。でも(感覚が)悪い中でもスコアをまとめられたのはよかった。なんとか耐えるゴルフができた」。フェアウェイキープ率は71%(10/14)でパーオン率は83%(15/18)に増加。自身の手応えとは裏腹に、しっかりと好スタッツを残している。

前半14番パー5では残り20ヤードからの3打目を1メートル、15番パー3では4番ユーティリティで1.5メートルにつけ、連続バーディを先行させた。終盤7番では、フェアウェイからの2打目が「当たりが良くなかった」と、わずかに弱く手前の窪地に落ちて寄せきれずに唯一のボギー。4つのバーディのうちパー5は3つで、「確実に取れていてよかった」とここがスコアメイクの助けになった。

カットライン圏外の滑り出しから、まずは予選通過を決めた。海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)を来週に控えた前哨戦では、週末に好感触を取り戻すことはもちろん、マネジメントにも気をつけたい。「風も強いし下(地面)も硬くなってきて難しい。ショットを直すところは直さないといけないけれど、淡々とプレーできれば」。心地のいいリズムを取り戻し、納得いくプレーを増やしたい。(文・笠井あかり)

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