
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は、2勝目がかかる「AIG女子オープン」(全英)の前哨戦に出場する渋野日向子。
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2021年末の最終予選会を突破し、米国女子ツアー4年目のシーズン中。昨年は飛距離が落ちたことも悩みと明かしていたが、ドライビングディスタンスを見ると昨年の256.06ヤードから今年の257.72ヤードと数字上は大きな変化こそないが、しっかりと振り切れていて飛んでいる場面も多く見られている。
今季からクラブ契約フリーとなり、バッグのなかも刷新した。現在はドライバーをタイトリスト『GT2』、シャフトは藤倉コンポジット『スピーダーNXバイオレット プロトタイプ50SR』を使用している。
「飛距離も戻ってきた」と手ごたえを感じるなか、読者へ向けた飛ばしのコツを聞くと「それはねえ、自分も分からない(笑)」と、ひと言。ただ、渋野自身の経験として「前からずっと言っているけれど、ヘッドスピードのためにはシャフトのしなりを使いたい」と付け加える。
苦しい時間も過ごしながら、昨年の「全米女子オープン」では2位に入った。そのときには、ウェッジ以外のシャフトを差し替え、のちにそれが復調のひとつの要因になったとも話している。そのときは「先週まで使っていたシャフトが若干硬くて、右に出すドローが出なかった。いままで使っていた、ちょっと柔らかめで(ヘッドが)返ってくるようなシャフトに戻そうと思った」と意図を明かしていた。
「(いまは)柔らかいシャフトを使っていますかね。もうちょっと硬いシャフトでも打てるかもしれないけれど、基本的にはやわやわシャフト」
シーズン開幕時には「シャフトでスイングも変わる」とも話していたほど。アマチュアゴルファーのみなさんも、いま使用中のシャフトスペックを見直してみては? 渋野のいう“しなり”が感じられて、飛距離アップにつながるかもしれない。