
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は米国女子下部エプソン・ツアーを主戦場にする原英莉花。
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メジャー3勝を含む日本通算5勝。そんな実力者である原は、日本ツアーのシード権を放棄し、今季から米下部ツアーで戦っている。年間ポイントランキング上位15人に与えられる“レギュラー昇格”を目指し、過酷な環境に身を置く日々。残り7試合となったが、今季ここまでトップ10入り6回、ランキング9位と上位につけ、ツアーカード獲得も見えてきた。
2018年のプロ入り以降、“飛ばし”は原の代名詞だ。コロナ禍で統合となった20-21年には257.26ヤードでドライビングディスタンス1位に輝いた。現在、米下部ツアーでは256.06ヤードで28位。今季は飛距離と正確性を兼ね備え、イーグル数7個で全体3位(一時は首位に立っていた)、バーディ数147個で6位とアグレッシブさが光っている。
「『飛ばなきゃ絶対に嫌だ』というほど(飛距離に)重きは置いていないですが、体の調子が良かったら飛距離は出る、という自信が今年はあります!」と話す。
そんな原の飛ばしのアドバイスは…。「練習ラウンドで『ちょっと飛んでいないなぁ、振れていないなぁ』と不満があったら、トレーナーさんに相談して、瞬発系のトレーニングを組み込んでもらっています。ここ飛ばしたい! って時は腕を“ふにゃんふにゃん”にして反動を使います。秘密ですよっ!」。
プロもアマチュアも、“力み”は飛距離の敵。ここぞで攻めたい場面では、腕を脱力してしなりを生かすことで、バーディチャンスが生まれるかも?