日本勢好相性のウワサに「回ってみると“なるほどな”って」 吉田優利はうれしいエビアン初出場

<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇8日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>

米ツアー2年目の吉田優利にとって、今大会は初出場。この地は昨年は古江彩佳が制し、メジャーになる前は小林浩美、宮里藍が優勝カップを掲げた、日本勢にゆかりのある大会としても知られている。
日本勢に相性のいいコースとも言われているが、それは吉田の耳にももちろん入っていた。「(聞いていた)印象通りでした。回ってみると“なるほどな”って感じ。ちょっと狭い、アンジュレーションがあるとか、芝も日本に似ているんじゃないかな」。そしてこれは、吉田にとっての強みにもなる。

月曜日に18ホールを回り、きょう火曜日も6番~18番を練習ラウンドした。「狭くて、ラフも密度のある感じで長い。フェアウェイに置けたらいいな」とまずはティショットをカギに挙げる。そして雨の影響もあって地面が軟らかく、長いクラブを持たされることも多くなりそうだが、「精度と飛距離の兼ね合い次第」とショットの感覚をさらに研ぎ澄ませることを目指す。

2週間前、馬場咲希とまるで姉妹タッグのようなペアを組んだ「ダウ選手権」で、今季初のトップ10入り。そしてわずか3日間の一時帰国中には、コーチのガレス・ジョーンズ氏との練習や、家族でのラウンドなど、4連戦後の疲れた体にゴルフを詰め込んだ。「忙しい日本滞在でした。いまはゴルフがしたいので。しょうがないというか、自分的にはそっちのほうがいい」。

念のため最終予選会にエントリーしていた「AIG女子オープン」(31日開幕、ウェールズ/ロイヤル・ポースコールGC)の出場権もしっかりと獲得。これで欧州3試合すべての出場が叶うことになった。「コースが全然違うから、ショートゲームをけっこう一緒に練習しました。技術やこういう考え方でこうした方がいいよとか、天候の話とか。いろいろしました」。スコットランド、全英に向けた調整についても、コーチとしっかり話し合ってきている。

ただ、まずは今週の戦いに集中する。昨年の優勝スコアはトータル19アンダーと、例年伸ばしあいの大会。「シンプルなゴルフが大事だと思う。しっかりフェアウェイに置いて、2打目を乗せてという堅実なゴルフをしつつ、取れるところを取っていけたら」。初めて訪れるエビアンの街並みを楽しみながら、着々と準備を進めている。(文・笠井あかり)

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