日本代表デビュー戦で95年ぶりの偉業達成「名前が残ったかなと思うので、うれしい」…ジャーメイン良が“26分間”で4得点のゴールラッシュ

 日本代表FWジャーメイン良(サンフレッチェ広島)が代表デビュー戦のホンコン・チャイナ代表(香港代表)戦を振り返った。

 日本代表は8日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・第1節で香港代表と対戦。試合序盤から香港を押し込み続ける日本は、前半だけでジャーメイン良の4ゴールと稲垣の1ゴールで5点を奪取する。後半は、コーナーキックから失点を許すも、アディショナルタイムに中村草太がネットを揺らし、6-1で勝利を収めた。

 出場は前半の45分間のみとなったが、ジャーメインはこの試合で圧倒的な存在感を示した。4分に相馬のクロスを胸トラップで収めると、ボレーシュート決め先制点を挙げる。10分には、再び相馬のクロスにヘディングシュートを合わせ、追加点を奪取。続く22分、26分にもゴールを決め、4得点をマークした。

 試合後、得点を振り返ったジャーメインは、「去年のよく見せていた爆発力が出たかなと思います」と回答。昨シーズン、ジュビロ磐田でリーグ戦19ゴールを挙げた感覚を得られたようで、その要因に先制点を挙げ、「(今シーズンの)リーグ戦では、精度を欠いていた部分があったので、最初の一点目が入ったことで、比較的いい流れができました」とし、2点目に関しては「自分はあのような形からの得点が多いので、一つ良さが出せたと思います」と自身のプレーに手応えを感じている。

 香港戦では垣田裕暉は最前線に入り、シャドーにジャーメインと宮代大聖が起用された。特に垣田の空けたスペースを使うことを意識したようで、「カッキー(垣田)が本当に頻繁にボックス内でアクションを起こしてくれていたので、その周辺で、いいポジションを取り、いいフィーリングでシュートを打てた」と振り返った。

 また、代表デビューでの4得点は1930年5月の若林竹雄氏以来95年ぶりの記録となる。この偉業達成については、「名前が残ったかなと思うので、うれしいです」と率直な言葉を述べている。

【動画】ジャーメイン良はこの試合4点目を記録!

externallink関連リンク

●日本代表は大勝スタートも…E-1選手権3大会連続出場の相馬勇紀「次の2試合目を取ることが大切」●3年ぶり日本代表出場の荒木隼人、ジャーメイン良“衝撃の4発”に「そんなに決められるんかいって思いました(笑)」●日本代表デビュー戦で“一発”回答も反省の弁…中村草太「悔しい気持ちの方がある」●J1デビューから2カ月で日本代表デビュー、1失点のGKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾「どんなゲームであれゼロで抑えなければ」●中2日で香港代表戦も「前日練習は一番やった」…得点で勝利に貢献の稲垣祥「高みに導けるような存在に」
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)