
ユヴェントスは4日、リールからカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドが完全移籍加入することを発表した。
クラブからの発表によると、J・デイヴィッドはユヴェントスと2030年6月30日までの5年契約を締結。前所属先のリールとの契約は今年6月30日をもって満了を迎えたため、移籍金の発生しないフリートランスファーでの加入となる。
完全移籍加入を受け、J・デイヴィッドはクラブ公式チャンネルを通してコメントを発表。「本当に嬉しい気持ちだ。子どもの頃からユヴェントスに憧れていて、世界トップ10のチームの一つだと思っていた。だからこそ、今日ここにいられることは光栄です。選手としてはゴールを決め、試合の中心に立ち、チームメイトを巻き込む方法を見つけることが好きだ。素晴らしいシーズンを送り、いくつかのトロフィーを獲得したい」と意気込んだ。
J・デイヴィッドは2000年1月14日生まれの現在25歳。アメリカ合衆国・ブルックリンの出身で、その後カナダ・オタワに移住した。17歳でヨーロッパへ上陸し、ヘントのU-21チームに加入すると、2018年8月にはトップチームデビュー。2年目の2019-20シーズンにはジュピラー・プロ・リーグのレギュラーシーズンで27試合出場18ゴールを挙げて、得点王にも輝いた。同時に、ヘント在籍時の2018年9月にはカナダ代表デビューも飾っており、これまで国際Aマッチ通算67試合出場36ゴールを記録。FIFAワールドカップカタール2022でも全3試合のピッチに立った。
2020年夏にはリールへ完全移籍。加入初年度からセンターフォワードの絶対的な立ち位置を確立し、在籍した5シーズンすべてのリーグ・アンで二桁得点を記録。2020-21シーズンにはパリ・サンジェルマンの連覇を「3」で止め、リールを10年ぶり4度目の優勝へ導いた。公式戦通算では232試合のピッチに立ち、109ゴール30アシストと抜群の数字を叩き出した。
ユヴェントスは2024-25シーズンのセリエAを4位でフィニッシュ。チャンピオンズリーグ(CL)出場権こそ確保したが、5年ぶりの覇権奪還とはならなかった。6年ぶりのスクデットを目指す新シーズンに向けて、リーグ・アンで実績を積んだカナダ代表のストライカーを迎え入れることとなった。
【動画】ジョナサン・デイヴィッドの合流初日! ユニフォーム姿も