ナポリで苦しんだ23歳DFが母国スペインへ帰還…買い取りOP付きレンタルでビジャレアルへ加入

 ビジャレアルは3日、ナポリからU-21スペイン代表DFラファ・マリンがレンタル移籍加入することを発表した。

 レンタル移籍期間は2025-26シーズン終了時までにあたる2026年6月30日までで、ビジャレアル側は契約に買い取りオプションが付いていることも明らかにしている。金額は公表されていないものの、スペインメディア『アス』によると、買い取り金額は1500万ユーロ(約26億円)の見込みだ。

 マリンは2002年5月19日生まれの現在23歳。レアル・マドリードのカンテラ育ちで、カスティージャ(Bチーム)で主力の地位を掴んだ後、2023年夏にはアラベスにレンタル移籍した。自身初のトップリーグ挑戦ながら、ラ・リーガで33試合、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で2試合のピッチに立つなど、センターバックの主力に君臨。シーズン終了後にはおよそ1200万ユーロ(現在のレートで約20億円)の移籍金で、ナポリ加入を勝ち取った。

 だが、アントニオ・コンテ新監督が率いるナポリでは、2024-25シーズンを通して公式戦わずか6試合の出場に終始。2シーズンぶりにスクデットを取り戻したチームにおいて、コソボ代表DFアミル・ラフマニ、イタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ、元ブラジル代表DFフアン・ジェズスに次ぐセンターバックの4番手から抜け出すことができなかった。今夏に行われたU-21欧州選手権でもメンバーに選出されながら、本大会ではわずか1試合の出場と悔しい結果に終わっており、今夏には新天地を求める決断を下した。

 マリンの新天地となるビジャレアルは、2024-25シーズンのラ・リーガを5位で終え、新シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得。同シーズンをもって、元スペイン代表DFラウール・アルビオルとコートジボワール代表DFエリック・バイリーの退団が決まっており、センターバックの選手層が懸念されていたが、“若返り”に成功する形で、復活を期するマリンを迎え入れた。

【動画】ラファ・マリンがビジャレアルのユニフォームで登場!

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