
ユヴェントスがカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドの獲得に迫っているようだ。7月1日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。
ユヴェントスが、実力派ストライカーを移籍金の発生しないフリートランスファーで獲得することとなりそうだ。リールを契約満了で退団したデイヴィッドとの交渉は急速に進展し、長期契約の締結で口頭合意に達した模様。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」と共に、近日中にメディカルチェックが実施予定と伝えている。
現在25歳のデイヴィッドはベルギーの強豪ヘントでプロデビューを飾り、2020年夏にリールへ完全移籍加入。身長178センチと大柄ではないものの、機動力とゴール前の嗅覚に優れており、5年間で公式戦通算232試合出場109ール30アシストという成績を残した。2018年9月にデビューを飾ったカナダ代表では国際Aマッチ通算67試合出場36ゴール20アシストという成績を残している。
さらにユヴェントスはナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの獲得も狙っているという。クラブは6年ぶりのセリエA制覇を目指す2025-26シーズンに向けて攻撃陣の拡充を目指しており、オシムヘンをセンターフォワード(CF)もメインターゲットとしている模様。デイヴィッドの加入が実現した場合でもCFのさらなる補強には動くと見られており、オシムヘンの代替案としてはアタランタ所属のイタリア代表FWマテオ・レテギが浮上しているようだ。
一方、ユヴェントスは補強資金捻出に向けて、現行契約が2026年6月末で満了となるセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの売却を検討中とも報じられている。