競技中に“無断帰宅”? LIV選手が全英予選会で異例の失格処分

7月1日、「全英オープン」の最終予選会(イングランド/ウェスト・ランカシャーGC)に出場したサム・ホースフィールド(イングランド)が異例の失格処分を受けた。
LIVゴルフを主戦場にする28歳は、予選会最初の9ホールで7オーバーを叩いた。まだ27ホールあり、挽回のチャンスは残されていたものの、ホースフィールドは“もう十分”と判断。9ホール終了時点でコースを後にした。

この手の途中棄権は、予選会では珍しいことではない。実際、別会場では同じくLIVのアドリアン・メロンク(ポーランド)ら4人が途中棄権。5月の「全米オープン」最終予選の日本会場では、実に25人が棄権した。

ただし、ホースフィールドのケースで異例だったのは、大会を棄権する際に大会運営側に連絡を行わなかった点だ。全英オープンを主催するR&Aは米ゴルフダイジェスト誌に対し、「ホースフィールド選手は、大会会場を離れる際に運営側に知らせなかったため、最終的に失格となった」と認めたという。

ホースフィールドはDPワールド(欧州)ツアー通算3勝を誇る実力者だが、今季は苦戦。2月のLIV第2戦では7位に入ったが、それからは7戦連続でトップ20入りを逃している。今回の途中棄権は、現在の苦境を象徴するものとなった。

ホースフィールドは自身のインスタグラムを通じて、途中棄権した理由を以下のように説明した。

「日曜の夜に帰国便に乗って、ヒースローに着いたのが午後4時。それからウェストランカシャーに着いたのが遅い時間で、軽く夕食を取って10時半か11時頃に寝た。すると午前1時に火災報知器が鳴って、1時間くらい外に立たされた。なんとか寝直したけど、目覚ましの6時を寝過ごして、幸いキャディに起こされた。一日中ずっとフラフラして気分が悪かった。LIVの選手に対する偏見や誤解をあおるページのプロパガンダなんて、信じないで欲しい。これで事情が分かってもらえたらうれしいな」

なお、今回の予選会には日本の川村昌弘と香妻陣一朗も出場。川村は24位タイ、香妻は途中棄権して全英出場権を逃した。

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