
アプローチで寄せワンを取るためには、構え方に合ったウェッジ選びが大切となる。今回はスイング別に最新ウェッジの性能早見表を作成したので、ぜひ参考にしてほしい。
多くの最新ウェッジは、同じモデル内に様々なソール形状を備えている。バンス角が大きく、ソールの削りが少ないモデルはザックリが出にくい。常にスクエアに構えてダウンブローに打つ必要がある。
逆に、バンス角が小さくてソールのヒール側・トゥ側部分を多く削っているモデルは、フェースの開き具合によって球の高さやスピンを打ち分けられるというメリットがある。ただし、フェースを開かないと、ダフリやすい側面もある。
最新ウェッジ22本について、ギアに詳しいプロ・追分浩一が性能早見表を作成。ウェッジは3タイプに分類された。
「表の右にあるのが、機能性重視であり、フェースを開いてスピンコントロールができるタイプ。寛容性は低いですが、自在にテクニックが使えるアスリート向きです。表の左にあるのが、スクエアに構えてオートマチックに寄せるタイプです。ダフリやザックリが出にくいアベレージ向き。ソール幅が広くバンスが多いモデルがラインナップしています」(追分)
そして、真ん中に分類されるのはオールマイティタイプ。スクエアでもややフェースを開いても打てるモデルで、操作性と寛容性のバランスが良く、幅広いレベルにマッチする。
まずは自分の構え方がどのような傾向かを把握したうえで、最適なウェッジ選びを行うことがスコアアップにつながる。
■試打リスト
キャロウェイ:OPUS ウェッジ クロム Cグラインド
キャロウェイ:OPUS ウェッジ クロム Sグラインド
キャロウェイ:OPUS ウェッジ クロム Wグラインド
キャロウェイ:OPUS ウェッジ クロム Tグラインド
クリーブランド:RTZ ツアーサテン ウェッジ MID
クリーブランド:RTZ ツアーサテン ウェッジ FULL
クリーブランド:RTZ ツアーサテン ウェッジ LOW
クリーブランド:RTZ ツアーサテン ウェッジ ADAPT
フォーティーン:FRZ-P ウェッジ Sソール
フォーティーン:FRZ-P ウェッジ Hソール
フォーティーン:FRZ-P ウェッジ Tソール
ミズノ:Mizuno Pro T-1 ウェッジ
ミズノ:Mizuno Pro T-3 ウェッジ
コブラ:KING ウェッジ Vグラインド
コブラ:KING ウェッジ Dグラインド
コブラ:KING ウェッジ Wグラインド
コブラ:KING ウェッジ Tグラインド
ブリヂストン ゴルフ:BITING SPIN ウェッジ
ピン:BunkR
キャスコ:ドルフィン ウェッジ DW-125G
プロギア:PRGR 0 ウェッジ
ロイヤルコレクション:BB PLUS ウェッジ
■試打・解説 追分浩一
おいわけ・こういち/ショートゲームの理論に精通したティーチングプロ。スイングとクラブのマッチングをもとにしたフィッティングにも力を入れている。
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