ミラン退団のFWアブラハム、ローマからベシクタシュ移籍が決定的に

 ローマに所属するイングランド人FWタミー・アブラハムが、ベシクタシュに完全移籍することになるようだ。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏やイタリアメディア『フットボール・イタリア』などが伝えている。

 現在27歳のアブラハムはチェルシーの下部組織出身で、レンタル先のアストン・ヴィラで頭角を表した後、チェルシーのトップチームでも公式戦82試合出場で30ゴール12アシストを記録し、2021年8月にローマに4100万ユーロ(約69億円)に400万ユーロ(約6億7500万円)の追加オプションが付随する移籍金で完全移籍となった。

 2021-22シーズンにはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)優勝にも貢献したが、2023年6月に左ひざ前十字じん帯を損傷したことにより、長期離脱を余儀なくされ、戦列復帰は2024年4月となった。その後、同年8月にはミランにレンタル移籍となり、2024-25シーズンはミランで公式戦44試合出場で10ゴール7アシストを記録した。

 レンタル移籍期間満了に伴い、ミランを離れローマに復帰したアブラハムは今夏の去就も不透明となっていたなか、ロマーノ氏によると、2000万ユーロ(約34億円)の移籍金でベシクタシュとクラブ間で口頭合意に至った模様で、同選手自身も移籍を承諾しており、書類の手続きを完了するために同選手はトルコに向かう予定であることが伝えられている。

 なお、『フットボール・イタリア』によると、ローマとしては財政均衡とファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反回避のため、6月30日までに1300万ユーロ(約22億円)を調達する必要があったものの、アブラハムの移籍によってこの問題も解決することができることになるようだ。

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