「美夢有さんがいるから」竹田麗央の攻めを支えた安心感

<ダウ選手権 2日目◇27日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287ヤード・パー70>

日本女王コンビのチーム『山田』が上位争いに加わった。山下美夢有と竹田麗央ペアはフォアボール方式(各自の良い方のスコアを採用)で7バーディ・ボギーなしの「63」をマーク。首位と6打差の14位で週末へと進む。
最終9番。山下が1メートルのチャンスにつけたあと、竹田がグリーン奥からのチップ・イン・バーディで締めくくった。きつい左ドッグレッグの8番では、持ち味の力強いフェードボールを木の上を通して、バーディにつなげた。これはどちらも「“美夢有さんがいる”と考えて気楽に打てた」からこそ。先輩のバックアップは心強かった。

ティショットは竹田が先に打ち、山下は状況を見ながら堅実にプレー。「麗央ちゃんが先に打った方が流れ的にも良かった。いいリズムで回れた」(山下)と振り返る。竹田はショットはもちろん、グリーン上でも「私は思い切ってストロークができた」と、山下を信頼して攻めきった。

竹田を支える役割には成功したが、自分のプレーについては「麗央ちゃんがパーを決めたあと、(自分が)バーディチャンスについたところで貢献できなかったのが悔しい」と反省を口にした。それでも、2番では山下が下りの3メートルを沈めてパーセーブ。「あれくらいは貢献したいなって、頑張って打ちました(笑)」と、チーム山田の流れを手放さなかった。

あすは「70」だった初日と同様、1つのボールを交互に打つオルタネート方式でプレーする。初日は山下が奇数ホール、竹田が偶数ホールのティショットを担当したが、「ティイングエリアが動くみたいなので、そこは確認したい」と入念にプランを練る。

「これから話し合って、作戦を立てて、あしたは少しでも順位を上げられるように」と意気込み、すぐさま作戦会議に向かった。(文・笠井あかり)

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