男子に続き…女子ワールドカップも拡大が決定 2031年大会から出場国数が48カ国に増加

 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、FIFAカウンシルを開催し、2031年の女子ワールドカップから本大会出場国枠を現行の32カ国から48カ国に拡大することが満場一致で決定したと発表した。

 FIFAは男子大会において、2026年大会から出場国が48カ国に拡大となる。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は女子ワールドカップについても同様に拡大をする意向を示していた。

 女子ワールドカップは2027年大会をブラジルで開催することが決定しており、現行のフォーマットでの最後の大会となる。2031年大会からはグループステージが4カ国12グループに分かれ、大会総試合数は64試合から104試合に増加。開催期間も1週間延長されることになると発表された。2031年大会と2035年大会の開催国は未決定だが、2031年大会はアメリカが周辺国との共催の可能性を含めた上で立候補済。2035年大会はイギリスが立候補しているが、それぞれ対抗候補は出ていない状態となっていた。今回、参加国の拡大が決定したことを受け、開催要件を変更する予定であるとFIFAは併せて発表している。

 女子ワールドカップの開催については、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長がマニフェストの一つとして就任の際に招致を掲げていたが、FIFAがその後、2023年大会をオーストラリアとニュージーランドで開催したこともあり、2031年大会はアフリカサッカー連盟(CAF)と北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)に加盟するFIFA加盟協会のみ、2035年大会はCAFおよび欧州サッカー連盟(UEFA)に加盟している協会のみが招致に立候補できることを決めていた。

 出場国が増えることにより、開催国が1カ国単独で開催するには受け入れ態勢にさらなるハードルが課されることになると見込まれる。

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