
ドルトムントがサンダーランドに所属するU-21イングランド代表MFジョーブ・ベリンガムに関心を寄せているようだ。8日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアが伝えている。
レアル・マドリード所属のイングランド代表MFジュード・ベリンガムを兄に持つジョーブは、2005年9月23日生まれの現在19歳。バーミンガムの下部組織出身で2021-22シーズンにトップチームデビューを飾ると、2023年夏にサンダーランドへ活躍の場を移した。ボランチを主戦場にここまで公式戦通算87試合出場11ゴール4アシストという成績を残しており、今シーズンはチャンピオンシップ4位でのプレミアリーグ昇格プレーオフ進出に貢献した。
U-21イングランド代表でもプレーしているジョーブだが、今夏にステップアップを果たす可能性が浮上しているようだ。獲得に興味を示しているのは、かつて兄ジュードが3シーズンに渡って活躍したドルトムント。報道によると、ラース・リッケンMD(マネージングディレクター)、セバスティアン・ケールSD(スポーツディレクター)、ニコ・コヴァチ監督の3名が現地時間7日水曜日にイングランドを訪れ、同選手の家族と会談したという。
ジョーブ本人は今夏のステップアップを強く望んでおり、ドルトムントが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保した場合には移籍の可能性が高まると見られている。移籍金は2500万ユーロ(約41億円)前後になる見込みで、ブンデスリーガの“ライバル”であるライプツィヒも獲得に興味を示しているようだ。
兄ジュードはバーミンガムからドルトムントを経てレアル・マドリードに加入し、21歳にしてスーパースターとしての地位を確立した。果たして弟ジョーブも同じような道を辿ることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。