「日本で覚えたゴルフは世界で通用しない」 比嘉一貴がアジアンツアーで戦うワケ

<インターナショナルシリーズ・ジャパン 事前情報◇7日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7116ヤード・パー71>

比嘉一貴は昨年に続き、2025年もアジアンツアーに積極的に参戦している。22年は日本の賞金王に輝き、その資格で翌年はDPワールド(欧州)ツアーを主戦場にしたが、次年度のフルシードを獲得することができなかった。そこで感じたことがある。
「日本で覚えたゴルフでは、世界に出るとなかなか通用しないというか。攻め方や考え方、芝の対応力以外のメンタルとか、外に出ないと分からないんだなというのが、ぶつかった部分だった」。だからこそ、目標とする舞台に向けて、日本だけではなく世界各地でのプレーを続けている。

とりわけこのインターナショナルシリーズは、LIVゴルフをバックアップするPIFがサポートしており、LIV選手も多く出場する。「もともとPGAツアーで戦ったり、メジャーに出たら上位にいく選手と同じフィールドで戦える。一緒に回れるチャンスもあるし、どこまで戦えるのか。テレビやデータでは分からないものを知ることができる。その先の優勝も目指しているけれど、同じフィールドで戦いたい、というのが(出場する)理由のひとつ」と同シリーズの意義を語る。

そんなツアーが、母国にやってきた。開催地は成田空港からほど近い千葉県のカレドニアンGCで、伸ばしあいが予想される。「せっかく日本でやるのであれば、和合のような(スコアが伸びない)ゴルフ場でトップ選手がどういうゴルフをするのかが気になった…」とポツリと正直に漏らすが、「トップ選手と一緒に戦えるのは刺激や、ほかの試合とは違った収穫ある一週間になる」と見据えている。

アジアンツアーのポイントランキングは現在7位。先週の日本ツアー「中日クラウンズ」では6位に入るなど成績を残している。「いままで海外でプレーしていた経験が、やっと自分のゴルフに溶け込むことができている。いい意味で、経験が生きたプレーができている」。好調の波に地の利を生かし、今週も上位争いを演じたい。(文・笠井あかり)

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