石川遼が感じるグローバル化 日本開催のアジアンツアーは「非常にいい一週間になる」

<インターナショナルシリーズ・ジャパン 事前情報◇7日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7116ヤード・パー71>

ワールドクラスのトップゴルファーが千葉に集結している。LIVゴルフをバックアップするPIFが出資する、アジアンツアーの高額賞金大会シリーズが日本で初開催。日本ツアーとの共催ではないものの、156人の出場者のうち日本ツアーメンバーにも一定の出場枠が与えられており、石川遼はその資格で参戦する。
ここ数年、日本で海外ツアーを開催する機会が増えてきた。米国男子ツアーは10月に横浜CCで「ベイカレントクラシック」(昨年までZOZOチャンピオンシップとして5年間開催)を開催予定。ほかにも、日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」や、日韓亜共催の「シンハンドンヘオープン」など、海外ツアーとの関係はますます密になっている。

その傾向について、石川は「すごくいいこと」とうなずく。日本はアメリカに次ぐゴルフマーケットだと感じているという。「これだけゴルフ熱があるのも、日本のすごいところ。20年、30年前と比べると、日本国内だけでお金が回って潤って…という時代じゃないのかなと思う」。時代がグローバル化へと進む中、ゴルフ界も例外ではないと捉えている。

その象徴として、日本から海外進出を視野に入れる選手は増えている。かつて米ツアーを戦った石川自身も、昨年は再挑戦を目指して米国の予選会に出場した。「日本から外に出て、上のツアーに行きたがっている選手がたくさんいる。いろんな選手がルートを築いてきて、“ああいう道で海外に行きたい”とか(みんな)考えていると思う。選手目線でいうと、海外の選手と回ることや海外でプレーすることに慣れる必要がある。そういう意味では、非常にいい一週間になる」。

舞台はかつて国内メジャー「日本プロ」などが開催されたカレドニアンGC。2022年には「全米オープン」の日本予選会も行われ、石川がこの地を回るのはそのとき以来だ。「運営が変わると雰囲気も変わるな、と感じる。久しぶりにはなるけれど、コースは覚えている。難しいコースなので楽しみです」。日本ツアーを代表するひとりとして、初日はLIV勢のルーカス・ハーバート(オーストラリア)、キャメロン・トリンガーリ(米国)とティオフする。(文・笠井あかり)

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