バイエルンが後半3発も、ラストプレーで失点…ブンデス優勝は持ち越しに

 ブンデスリーガ第32節が3日に行われ、ライプツィヒとバイエルンが対戦した。

 ここまでリーグ戦31試合が消化し、勝ち点「49」を獲得しているライプツィヒは現在5位。直近の2試合は勝利から遠ざかっており、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いで足踏みとなっている。

 対するバイエルンは、今シーズンより就任したヴァンサン・コンパニー監督の下、首位を快走中。2位レヴァークーゼンと勝ち点差「8」を離しており、今節の勝利で優勝が確定する。昨シーズン、無冠に終わった悔しさをここで晴らすことはできるのか。

 ライプツィヒは立ち上がりの2分、CKから決定機を作る。アマドゥ・ハイダラが至近距離からシュートを放つも、GKヨナス・ウルビヒがセーブ。そして11分、ホームチームがカウンターから先制点を奪う。シャビ・シモンズがミカエル・オリーズのパスミスを回収すると、ベンヤミン・シェシュコへスルーパス。シェシュコはGKウルビヒが前に出ていたところを見逃さず、ダイレクトシュートでゴールを決めた。

 素早い展開で攻撃を試みるライプツィヒは39分、ダヴィド・ラウムのFKからルーカス・クロスターマンが頭で合わせた追加点を挙げる。一方バイエルンは、オリーズとレロイ・サネへボールを回し打開するも、ゴールには至らず。試合を2点のビハインドで折り返す。

 この試合での優勝を決めたいバイエルンは後半に入り、攻勢を開始。すると62分、オリーズの右からのCKにエリック・ダイアーがヘディングシュートで合わせ1点を返す。そして直後、ライプツィヒのキックオフの流れから高い位置でボールを奪取すると、オリーズがシュートを沈める。わずか1分間で試合を振り出しに戻す。

 75分にはキングスレイ・コマンが抜け出し、GKとの1対1に。GKを交わすも雨の影響もありボールが伸び、ゴールラインを割ってしまう。迎えた83分、バイエルンがついに逆転に成功する。セルジュ・ニャブリからジョシュア・キミッヒ、サネへとつなぐと、サネが得意の左足を振り抜き、ネットに突き刺した。

 試合はそのまま終了するかと思われた後半アディショナルタイム、ライプツィヒが同点に追いつく。途中投入されたユスフ・ポウルセンが冷静にゴールを沈めスコアを3-3とする。そのまま試合は終了し、バイエルンの優勝は持ち越しとなった。

 次節はライプツィヒが10日に敵地でブレーメンと、バイエルンはホームにボルシアMGを迎える。
 

【スコア】
ライプツィヒ 3-3 バイエルン

【得点者】
1-0 11分 ベンヤミン・シェシュコ(ライプツィヒ)
2-0 39分 ルーカス・クロスターマン(ライプツィヒ)
2-1 62分 エリック・ダイアー(バイエルン)
2-2 63分 ミカエル・オリーズ(バイエルン)
2-3 83分 レロイ・サネ(バイエルン)
3-3 90+4分 ユスフ・ポウルセン(ライプツィヒ)

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