ヨナタン・ター、今季限りでのレヴァークーゼン退団を明言「すべて決まっている」

 レヴァークーゼンに所属するドイツ代表DFヨナタン・ターが、今シーズン限りでの退団を明言した。ドイツ誌『キッカー』が、同選手のコメントを伝えている。

 現在29歳のターは、屈強な体格に恵まれたセンターバック。ハンブルガーSVでトップチームデビューを飾ると、デュッセルドルフへのレンタルを経て、2015年夏にレヴァークーゼンの一員となった。シャビ・アロンソ監督の下では3バックの中央を務め、昨季はブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献。今季も公式戦45試合のピッチに立って3ゴールを挙げるなど、最終ラインの主軸として活躍を続けている。

 そんなターとレヴァークーゼンの現行契約は、今シーズン限りで満了を迎える。かねてより『スカイ・ドイツ』や『ビルト』など複数の現地メディアは、新契約締結の目処は立っておらず、今季終了時の退団が既定路線だと報じてきた。

 ター自身はこれまで自身の将来について口を開くことはなかったものの、1-1で終わった20日のブンデスリーガ第30節ザンクト・パウリ戦の後、注目され続けている去就に言及。「契約を延長しない、ここに残らないという決断は既に下されている。すべて決まっていたことだし、クラブも既に知っている。これまでと同じように、僕はここに来た最初の頃から、クラブとオープンに話をしてきた。それは今回の件でも変わらなかった」と話し、今季限りでのレヴァークーゼン退団を認めた。

 ターについては昨年夏、バイエルン加入に近づいていると報じられたものの、クラブ間交渉が最終局面で決裂し、レヴァークーゼン残留が決定。現在はバルセロナからの関心が報じられているものの、同クラブは財政問題が原因で新規選手登録の目処が立っておらず、現時点で交渉は停滞しているという。ターは新天地について「正直に言って、(移籍先を確定する)期限があるわけではない」とも明かしており、タイムリミットを設けることなく移籍先を選んでいく姿勢を示した。

 これまで公式戦通算398試合出場17ゴールを記録したターとレヴァークーゼンの物語は、10年目にして終わりを迎える。夏の移籍市場では、大きな注目を集める存在となりそうだ。

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