JTが違反を“自己申告” 1罰打で首位陥落「試合を台無しにしたくない」

<RBCヘリテージ 3日目◇19日◇ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)◇7213ヤード・パー71>

3年ぶりに単独トップで第3ラウンドに進んだ“JT”ことジャスティン・トーマス(米国)が、1罰打を受けて首位から陥落した。
問題のシーンは2番パー5。トーマスはティショットを左に曲げ、砂地のウェストエリアに打ち込んだ。ボールの周辺にあった小石や木の枝など(ルースインペディメント)を手で取り除いてた際に『わずかにボールが動いた』と感じ、すぐに競技委員を呼んだ。

この場合、風などの自然の力でボールが動いたのであれば無罰で元の位置にリプレースできるが、競技委員から「ボールが動いたのは、自身の行為が原因だったと思うか?」と問われたトーマスは、「そうだと思う」と回答。その結果、1打のペナルティを科された。

同ホールは4打でホールアウトしたものの、1罰打が加わってスコアは「5」のパー。この日は4バーディ・2ボギーの「69」で、首位と1打差のトータル14アンダー・2位へと後退した。

ホールアウト後には、「バンカーではなくウェストエリアだから、誰もがやるように小石や小枝を取り除いていたんだ。そうしたら、ボールが転がったというよりは下に動いたように見えた。奇妙だったけど、確かに動いたのを見た。揺れただけ、ということもあるかもしれないが、慎重に対処しなければいけなかった」と説明した。

「ペナルティで試合を台無しにしたくない。本当に勝ちたいんだ。ずっと勝てないでいることを、みんなに聞かれ続けるのは少々疲れた。それを終わらせるためにも、あすは勝ちたい」と前を向いた。2022年の「全米プロ」以来、3年ぶりの16勝目を目指す。(文・武川玲子=米国在住)

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