
インテルは18日、同クラブに所属するフランス代表FWマルクス・テュラムのメディカルレポートを発表した。
クラブからの発表によると、テュラムは18日の午前中、ロッツァーノに位置するヒューマニタス大学病院にて臨床検査と器械検査を受けたという。その結果、左太ももの内転筋を痛めていることが確認されたようだ。これは疲労によるもので、クラブは明確な離脱期間を明らかにしていない。一方で、『スカイ・イタリア』など複数のメディアによると、テュラムの離脱は数週間程度に及ぶ見込みのようだ。
セリエAで首位を走り、コッパ・イタリアとチャンピオンズリーグ(CL)でも準決勝まで駒を進めているインテルは、2009-10シーズン以来の3冠達成も狙える状況。4月下旬には、タイトルを懸けた重要な数試合を控えている。まずは23日、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでミランとの“ミラノ・ダービー”に臨み、26日にはセリエA第34節で、7位まで順位を上げてきたローマとのホームゲームが待っている。続く30日には、CL・準決勝ファーストレグでバルセロナの本拠地に乗り込むスケジュールだ。
前述の『スカイ・イタリア』の情報によると、テュラムはコッパ・イタリアの“ミラノ・ダービー”への出場が危ぶまれているという。ローマ戦、もしくはバルセロナ戦での復帰が現実的な目標だと指摘された。
インテル加入2年目の今季、ここまで公式戦44試合に出場して17ゴール9アシストを記録しているテュラム。セリエAの得点ランキングで3位につけるなど、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスとともに“ネラッズーロ”の攻撃陣をけん引しているが、ここからの公式戦数試合を欠場することになるかもしれない。インテルにとっては大きな痛手と言えそうだ。
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