レアルはシャビ・アロンソ監督の下で再出発へ?…約16億円程度で“引き抜き”可能か

 レアル・マドリードはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でアーセナルに2戦合計1-5で敗れ、大会連覇の可能性が消滅した。

 リーグフェーズをまさかの11位で終えたレアル・マドリードだったが、プレーオフでマンチェスター・シティを下すと、ラウンド16では“宿敵”アトレティコ・マドリードとの死闘を制し、5シーズン連続のベスト8進出を果たした。しかし、準々決勝ではアーセナルに組織力の差をまざまざと見せつけられて完敗。自慢の攻撃陣は相手のミスから奪った1ゴールのみに留まり、連覇の夢は潰えた。

 この結果を受け、現地ではチームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の進退問題が浮上している。ラ・リーガでは首位バルセロナと「4」ポイント差の2位につけ、コパ・デル・レイ(国王杯)でも決勝に進出しているが、スペイン紙『アス』は来シーズンも引き続き指揮を執ることは「奇跡に近い」と指摘。イギリスメディア『スカイスポーツ』は現地時間4月26日に控えるコパ・デル・レイ決勝が、イタリア人指揮官にとってのラストゲームとなる可能性があるとも報じている。

 スペイン紙『マルカ』が17日に報じたところによると、監督人事については現在様々な選択肢が検討されているとのこと。その中でもクラブが熱望しているのは、レヴァークーゼンを率いているシャビ・アロンソ監督の招へいだという。クラブOBでもある43歳の元スペイン代表MFは2022年10月にレヴァークーゼンの指揮官に就任すると、当時降格圏に沈んでいたチームをすぐさま立て直し、昨シーズンには史上初のブンデスリーガ無敗優勝を成し遂げた。

 ドイツ紙『ビルト』によると、シャビ・アロンソ監督はメガクラブからの指揮官就任オファーが届いた場合の“特別条項”について、レヴァークーゼンのフェルナンド・カロCEO(最高経営責任者)と合意に達しているという。その内容は当該クラブから1000万ユーロ(約16億円)程度の“移籍金”を支払われた場合、レヴァークーゼンはシャビ・アロンソ監督の退団を容認するという内容になっているようだ。

 レアル・マドリードとしてはFIFAクラブワールドカップ2025開幕前の招へいを望んでいる模様。果たしてシャビ・アロンソ監督の古巣帰還は実現するのだろうか。

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