子どもが体調を崩しがちな冬、ワーママ本気の根回し術

冬と言えば、手荒れやお肌の乾燥、クリスマスイベント…? いえ、ワーママの冬は、リスケの冬。急な子どもの体調不良による急な予定変更。大事な打ち合わせ中の保育園からの呼び出し、「なんで今日なの!」と叫び出したいこと、私も何度もありました。急な予定変更でも慌てないよう誰に、どんな根回しをしておくべきなのか、考えてみました。

「自分がいない職場」に想像力を働かせる

冬の病気が流行るシーズン。子どもの体調不良での急な予定変更や、保育園からの急な呼び出し…ありますよね。でも「子どもの体調なんだからしょうがない」と開き直ると「子育て中だからって特別扱いを要求している」と嫌われます。
働いていれば誰だって急に同僚に休まれて「あの資料どこ」「例の案件どうなっているの?」とあたふたしたことが一度や二度はあるでしょう。
もし自分が急に外れたら、自分がいない職場では何が困るのか、想像力をフルに働かせ、何もないときにこそ業務を洗い出し、整理整頓しておきましょう。

特に大事なのは誰にどんな部分で負担を掛けてしまうのかをしっかり認識すること。
自分がいないことで負担を掛けてしまう相手には、できるだけ普段から根回しをしておきましょう。
よく「子どもの情報をオープンにして仲良くする作戦」をとる人がいますが、これはママ&パパ同士にだけ有効な手段。独身男女には「幸せ自慢」と受け取られて逆効果になることも。「いいよいいよ」と笑顔で言ってくれていても、内心「いいかげんにして」と、はらわたが煮えくりかえっている可能性もあります。
フォローの方法には決まった正解はありません。相手が喜ぶことや相手の助けになることは何か観察して、Give-and-takeというかWIN-WINの関係になれる方向を探りましょう。

仕事は「見える化」 

すでに多くのワーママが実践していると思いますが、仕事はいつでも誰が見ても分かるようオープン化しておくことがおすすめです。
ちょっとした資料の手直しや連絡事項などはスマホで済んでしまいますが、仕事で使う資料なのに会社の自分のパソコンの中にしかない、というのはとっても不便。
機密書類などクラウドアップできないものもあるでしょうが「資料は共有ファイルのここにあります」と連絡すればすむ体制を整えておきましょう。

夫を戦力にしておく

仕事帰りに子どもを保育園に迎えに行きそのままワンオペ、夫の帰宅は深夜で戦力外、というご家庭、案外多いですよね。お互いが納得しているなら、子どもの世話はママの役目、という役割分担が悪いわけではありませんが、育児という一大プロジェクトを妻ひとりが担うのは、あまり合理的なやり方ではないと私は思います。
ひとりで抱え込んでいると、仕事が休めない時期に子どもが熱を出したなんて場合に「仕事をとるか子どもをとるか」と究極の選択を迫られてしまうことも。そうなるとちょっと辛いですよね。
でも、子どもが熱を出した当日に「たまにはあなたが面倒を見て!」と育児を分かち合おうとしても、夫も対処できません。
ふだんから夫に「当事者意識」を持ってもらえるよう話し合っておきましょう。妻が働くのが夫が万が一倒れたときのリスクヘッジになるように、夫が子育てに参加することが、妻に何かあった場合のリスクヘッジになるのですから。

子どもにも根回しを
普段から手洗いうがいは完璧に、栄養バランスを考えてできるだけ風邪を引かせないように…というのは基本ですが、それでも子どもって体調を崩すものです。
こればっかりはしょうがないんですが、「病気の時は普段構ってくれないママが優しい」となると、子どもは無意識に「治りたくない、このまま甘えていたい」と思ってしまうこともあります。かといって「あなたの病気のせいで仕事ができない」なんて言うと大きな傷をつけてしまいます。
子どもにも普段から根回しをしておきましょう。といっても特別なことではなく、ふだんからしっかり愛情を伝えておきます。自分が愛されている前提があれば「はやく治して保育園で遊ぶんだ!」という前向きな気持ちになれます。

自分自身にも根回しを
子どもや夫、職場への根回しはパーフェクト!というデキるママが忘れてしまいがちなのが、自分自身へのケア。手洗いうがい、子どもにやらせるだけじゃなくて自分もしなきゃいけません。暖かくしてちゃんと寝て、体調に気を配ってくださいね。

(文・曽田 照子)

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